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目次
貨幣考古学序説
A5判/上製/328頁
初版年月日:2009/06/30
ISBN:
978-4-7664-1620-6
 
(4-7664-1620-1)
Cコード:C3020
税込価格:6,380円
貨幣考古学序説

目次

刊行によせて   九州大学名誉教授 森本芳樹
はじめに

序論 
 1 和同開珎以前
 2 古代銭貨の時代
 3 中世の銭貨流通
 4 中・近世移行期
 5 近世の貨幣制度

第1部 貨幣考古学総論
第1章 貨幣考古学の確立
 1 貨幣考古学とは
 2 用語の概念規定
 3 出土銭貨のもつ資料的特性

第2章 セリエーション分析による編年
 1 セリエーション分析
 2 六道銭研究とセリエーション論
 
第3章 銭貨の技術史的研究
 1 銭貨の製作技術
 2 博多遺跡群の出土銭笵
 3 京都・鎌倉・堺の出土銭笵
 4 出土銭貨未製品
 5 金属組成の特徴と分析方法
 6 洪武通寳の金属組成
 7 寛永通寳と清銭の金属組成

第4章 貨幣考古学の課題
 1 古代の銭貨研究
 2 中・近世の銭貨研究
 3 貨幣考古学の視座

第二部 貨幣考古学各論
第1章 出土古代銭貨
 1 和同開珎以前
 2 九州の出土古代銭貨
 3 古代銭貨発行の目的・意義
 4 まとめ

第2章 出土六道銭研究
 1 六道銭とは
 2 九州における出土六道銭
 3 東京都港区の事例
 4 出土枚数と出土位置
 5 まとめと課題

第3章 一括出土銭について
 1 一括出土銭とその出土状況
 2 一括出土銭の時期区分
 3 一括出土銭からみた銭貨流通
 4 九州における一括出土銭
 
第4章 個別出土銭研究
 1 個別出土銭とデータベース
 2 博多遺跡群第102次調査の出土銭
 3 中世都市「博多」の個別出土銭
 4 各地の中世都市個別出土銭
 5 洪武通寳について
 6 九州・沖縄における無文銭の様相

第5章 近世の出土貨幣
 1 近世初期の撰銭と銭貨
 2 出土寛永通寳研究
 3 鳥居埋納の銭貨
 4 長崎の出土銭貨
 5 小倉城新馬場跡出土の清銭
 6 近世都市遺跡の調査事例から
 7 出土金・銀貨と今後の展望

第6章 海外での貨幣調査
 1 ベトナム一括出土銭調査
 2 イギリスの貨幣資料
 3 新安沖沈没船出土銅銭の用途および性格

終章 貨幣考古学の地平
 1 研究のまとめと方向性
 2 貨幣考古学の未来

あとがき
参考文献
著作リスト
図版一覧
索引
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