ニューディール期民主党の変容
政党組織・集票構造・利益誘導

序 章 課題と視角 一 はじめに 二 各章の概要
第一章 ペンシルヴェニア州における共和党一党支配体制の形成と展開 一 はじめに 二 政党マシーン支配の形成と発展 三 革新主義と禁酒の時代 四 恐慌とニューディール 五 結論
第二章 共和党一党支配体制の崩壊とペンシルヴェニア民主党の躍進、一九三二―一九 三四年 一 はじめに 二 一九三二年のペンシルヴェニア州における政治状況と民主党 三 ペンシルヴェニア民主党の躍進と「五時会」支配の終焉 四 結論
第三章 失業救済事業と利益誘導政治の位相転換、一九三六―一九三八年 一 はじめに 二 「政党マシーン」の在地環境と「ボス」の社会的属性 三 パトロネージの衰退と失業救済事業 四 失業救済事業による集票機能の代替 五 結論
第四章 ニューディール期のペンシルヴェニア州における第三政党運動の蹉跌 ――失業者党とペンシルヴェニア社会保障連盟を例に―― 一 はじめに 二 失業者党の結成 三 失業者党からPSLへ 四 運動の退潮 五 結論
第五章 ニューディール期における民主党の組織的変化に関する一考察 ――労働無党派連盟と政党マシーンとの関連を手がかりに―― 一 はじめに 二 LNPLの組織的特徴 三 LNPLによる有権者の組織化 四 「政党マシーン」とLNPL 五 結論
第六章 比較検討作業 一 はじめに 二 雇用促進局の集票利用について 三 第三政党とLNPLに関する検討 四 「政党マシーン」の選挙での集票機能、利益誘導機能の定価 五 結論
結 論 一 総括と主張 二 結論:ニューディール「政治」に対する新たな解釈と展望
参考文献 あとがき 索引
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