写真、その語りにくさを超えて

序 記号学の新たな胎動が聴こえる 菅野盾樹
I フォトグラファー・オン・フォト 自作を通して語る細江英公の球体写真二元論 細江英公 石内都・負からはじまる写真 石内都 聞き手 吉岡洋
II 「写真を見る」ということ ウォルトンの写真論をめぐって @ ケンドール・ウォルトンの透明性テーゼとリアリズム的写真観 河田学 A 演じることと見ること 清塚邦彦 ミルマニアの視点――写真は何次元か? 池田朗子+小林美香
III 写真論のトポグラフィ 写真の語りにくさ――写真論の現在 前川修 スティーグリッツの「沈黙」 犬伏雅一 発明か発見か――写真の黎明期における言説編成の力学 青山勝 ラウンドテーブル「写真研究のトポグラフィ――写真の語り難さについて」討議報告 小池隆太
IV 記号論の諸相 日本における「ヒロシマ」と「ナガサキ」――記憶の抗争 奥田博子 「日本人論」としての記紀論と津田左右吉 一瀬陽子
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