韓国における市民意識の動態II

序 小此木政夫
第1部 市民運動と選挙 第1章 市民運動の危機論と韓国の市民社会の構図変化 金善美 はじめに T 市民運動の危機論 U 市民運動は危機なのか V 市民運動の危機の原因分析 おわりに
第2章 市民運動と選挙政治――新たな政治勢力の挑戦 清水敏行 はじめに T 政府と市民団体 U 政党と市民団体 V 政党指示の再編成か? むすび
第3章 ニューライト運動の展開と思想的特質 申志鎬 T 盧武鉉政権の独走、守旧右派の無策が触発した運動 U 論壇と勢力分布に変化をもたらしたニューライト V 20世紀の政治秩序の解体と21世紀の新しい政治構図 W ニューライトの思想的特質(1)――自由主義 X ニューライトの思想的特質(2)――愛国的グローバリズム Y 残された課題――共和主義の再発見
第4章 現職基礎自治体首長の再選要因の分析―第4回統一地方選挙における観察データを中心として 韓政宅 序論 T 既存研究の検討 U 研究仮説の設定と操作化 V 現職基礎自治体首長再選決定要因に関する経験的検証 結論
第2部 社会意識と宗教意識 第5章 韓国の少子化と市民意識 春木育美 はじめに T 出生抑制制作による少子化 U 少子化の主因 V 韓国社会と少子化問題 おわりに
第6章 韓国人の宗教意識――韓国ギャラップ社『韓国人の宗教と宗教意識』を中心に 李元範 はじめに T 韓国における宗教の現況 U 宗教への期待 V 韓国人の宗教性 W 宗教への態度の日韓比較 おわりに
第3部 対外政策の制度基盤と対日認識 第7章 外交安保政策形成の制度基盤――盧武鉉政権の事例 西野純也 はじめに T 「参加政府」と国民世論 U 「脱権威主義」と「システムによる国政運営」 V 外交安保政策形成のシステムと制度――NSCの拡大強化 W システムの再構築――統一外交安保政策室の新設 おわりに 第8章 盧武鉉政権の対日政策と市民社会の対日認識 小針進 はじめに T 「日帝強占下・反民族行為真相究明法」をめぐって U 盧武鉉政権の対日強硬路線をめぐって V 政治・外交による「統制」が不可能な対日市民交流 おわりに
第9章 韓国新聞の対日論調――北朝鮮問題をめぐる対日イメージ 柴田公子 はじめに T 韓国の対日論調の変容 U 北朝鮮をめぐる対日論調 おわりに
索引
|