福澤諭吉と自由主義
個人・自治・国体

凡例
序 章 J・S・ミル『女性の隷従』との対話 一 はじめに 二 着眼箇所 三 考 証 四 おわりに
第一章 「独一個人の気象」考――福澤とギゾー、そしてミル―― 一 はじめに 二 ギゾーにおける”individuality” 三 ミルにおける”individuality” 四 「独一個」と「気象」 五 おわりに
第二章 国民(ネーション)の構想――ギゾー『ヨーロッパ文明史』福澤手沢本再読―― 一 はじめに 二 「人民」と「国民」――その伝統的用法―― 三 「国民」の発見――ギゾー文明史を通して―― 四 おわりに
第三章 国体観念の転回――国体・政統・血統―― 一 はじめに 二 維新前後の「国体」 三 「ナショナリチ」としての「国体」 四 「ポリチカル・レジチメーション」としての「政統」 五 「ライン」としての「血統」 六 おわりに
第四章 トクヴィル問題――政権と治権―― 一 はじめに 二 「政府の政」と「人民の政」――「民権」の基底―― 三 「政権」と「治権」――トクヴィル問題(1)―― 四 「天稟の愛国心」と「推考の愛国心」――トクヴィル問題(2)―― 五 西南戦争と『アメリカのデモクラシー』――トクヴィル問題(3)―― 六 おわりに――その後の『アメリカのデモクラシー』――
第五章 バジョット問題――政治社外としての帝室―― 一 はじめに 二 バジョットへの言及と引用 三 明治憲法制定期におけるバジョット問題 四 政治社外としての帝室 五 おわりに
あとがき 索 引 参考史料 福澤手沢本A.d.Tocqueville, Democracy in America, Tr. by H.Reeve.再現
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