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目次
日本の宇宙戦略
四六判/並製/380頁
初版年月日:2006/11/10
ISBN:
978-4-7664-1318-2
 
(4-7664-1318-0)
Cコード:C3031
税込価格:3,080円
日本の宇宙戦略

目次

はじめに 真の「宇宙大国」をめざして

第一章 宇宙開発・利用の歴史
 一 国を挙げての熾烈な競争――スプートニク・ショックからスペースシャトルまで
 二 秘密裏に行われた軍事衛星利用――冷戦期の動向
 三 冷戦期の有人軍用探知システムの試み
 四 冷戦後の宇宙開発と利用
 五 RMA時代の宇宙の軍事利用
 六 宇宙の商業利用と安全保障

第二章 国際宇宙法の基本原則
 一 国際法とはなにか
 二 国際宇宙法の生成――宇宙条約採択前後
 三 宇宙条約の基本原則
 四 宇宙物体に起因する損害責任制度
 五 宇宙物体登録の意義――登録と国家管轄権
 六 八〇年代以降――五つの国連総会決議
 七 ITUと国際宇宙法
 八 今後の展望

第三章 衛星通信における自由と公平
 一 国際通信衛星システムの構築
 二 衛星通信システム構築時代の自由と公平
 三 非インテルサットシステムの興隆
 四 インテルサットとインマルサットの民営化
 
第四章 宇宙の軍備管理
 一 国際宇宙法による宇宙の軍備管理
 二 軍備管理・軍縮条約による宇宙の軍事利用規制
 三 宇宙戦争を規制する国際法
 四 軍縮会議の限界と意義
 五 宇宙の軍備管理の現状――結論

第五章 宇宙の平和利用原則――日本独自の「非軍事」解釈
 一 岐路に立つ日本の宇宙戦略
 二 世界水準でみる「宇宙の平和利用」
 二 日本の宇宙平和利用政策
 三 非軍事利用の範囲――日本の水準
 
第六章 宇宙環境の保護――宇宙のゴミ問題
 一 「スペースデブリ」問題の現状
 二 スペースデブリ低減策
 三 スペースデブリ対策の国際法――損害賠償(事後規制)と低減策(事前規制)
 四 デブリ低減ガイドライン――ソフトローの有用性

第七章 宇宙の産業化と国内法
 一 宇宙活動法制定の論理――なぜ国内法が必要か
 二 宇宙活動法の現状
 三 宇宙の民営化――米国の試み

第八章 アジアの宇宙開発利用と国際協力――地域協力への道
 一 アジアの躍進―先端科学技術力の重要性
 二 アジアの宇宙開発利用――三つの発展段階
 三 アジアの国際協力

終章 岐路に立つ宇宙政策
 一 各章をふりかえって
 二 宇宙開発の意義
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