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インテリジェンスの歴史
四六判/上製/296頁
初版年月日:2006/09/30
ISBN:
978-4-7664-1300-7
 
(4-7664-1300-8)
Cコード:C0031
税込価格:2,750円
インテリジェンスの歴史
水晶玉を覗こうとする者たち

目次

プロローグ 水晶玉を覗こうとする男たち

第一章 歴史を辿るための理論
 1 インテリジェンスとは何か
 2 時間差および意図と推測の量の問題
  (1) 時間差と推測の量の問題/(2) 意図と推測の量の問題/(3) シークレットとミステリーの問題

第二章 インフォメーションの伝達速度
 1 一九世紀半ばまでの状況
  (1) 時間差の影響を受けにくいインフォメーションの活用/(2) インフォメーションの伝達速度を速める/(3) まとめ
 2 一九世紀の半ば以降、第二次世界大戦終結までの状況
  (1) インフォメーション伝達速度の改善/(2) 戦争と通信技術の進歩/(3) 暗号化と解読/(4) まとめ

第三章 相手方の意図に関するインフォメーションの入手
 1 信書開披と暗号
  (1) フランスにおける、組織的信書開披の始まりと制度化/(2) 英国における、組織的信書開披・暗号解読の始まり/(3) 英国における、信書開披・暗号解読の制度化
 2 通信傍受と暗号
  (1) 英国/(2) 米国/(3) フランス
 3 まとめ

第四章 インテリジェンス業務の組織化
 1 戦争の変質――組織化の背景一
  (1) 宮廷戦争から総力戦へ/(2) 戦争の大規模化・複雑化/(3) 曖昧になった平時と戦時の境界
 2 利用可能なインフォメーション量の増大――組織化の背景二
 3 参謀制度の発展とインテリジェンス業務の組織化
  (1) プロイセンのフリードリッヒ大王の組織/(2) ナポレオンの組織/(3) フランスの影響を受けたプロイセン/(4) プロイセンの影響を受けたフランス/(5) プロイセンの影響を受けた英国/(6) フランスの影響を受けた米国
 4 まとめ

第五章 第二次世界大戦終了後、冷戦終結までの時代
 1 姿を現したミステリー・ギャップ
  (1) ミステリー・ギャップへの挑戦/(2) シャーマン・ケントの思想/(3) ウィリアム・コルビーの思想/(4) 上手くいかない予測
 2 組織化・官僚制の弊害
  (1) ウィリアム・コルビーの指摘/(2) スタンスフィールド・ターナーの指摘/(3) チャーチ委員会の指摘
 3 インテリジェンス・サイクルの行方
  (1) チャーチ委員会の指摘/(2) サイクル・モデルの硬直的適用に対する警鐘
 4 冷戦期間のインテリジェンス活動を採点する

第六章 冷戦終結後、九・一一後の世界と三つの処方箋
 1 組織再編による収集の相乗効果
  (1) 一九九二年の改革/(2) 一九九六年の改革/(3) 二〇〇四年の改革/(4) ヒュミントとシギント
 2 官僚制の見直しと文化論
  (1) 官僚制の見直し/(2) 文化論
3 分析手法の見直しと改善
  (1) リンチピン分析/(2) 競争分析/(3) 代替シナリオの重視/(4) 直感か、定式か

エピローグ 二つの未来図
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