ビフォア・セオリー
現代思想の<争点>

序
第1章 モダンとポストモダン 1 「モダニズム」の後の「ポストモダン」 2 モダニズムの擁護(T・W・アドルノ) 3 モダニズムからアヴァンギャルドへ(ぺーター・ビュルガー) 4 ポストモダンの到来(フレドリック・ジェイムソン) 5 モダンの極限としてのポストモダン(ジャン=フランソワ・リオタール) 6 モダンの潜勢力(ユルゲン・ハーバマス) 7 ポストモダンの功罪(テリー・イーグルトン)
第2章 主体と他者 1 「反人間主義」批判(アラン・ルノー/リュック・フェリー) 2 超越論的自我による他者の構成(エトムント・フッサール) 3 倫理の根拠としての他者(エマニュエル・レヴィナス) 4 コミュニケーション的な相互主観性(ハーバマス) 5 無意識の主体と大文字の〈他者〉(ジャック・ラカン)
第3章 イデオロギー論 1 イデオロギーとは何か(イーグルトン) 2 「転倒的な」意識としてのイデオロギー(カール・マルクス1) 3 物象化としてのイデオロギー(マルクス2) 4 正当化としてのイデオロギー(ハーバマス) 5 国家のイデオロギー装置(ルイ・アルチュセール) 6 イデオロギー的幻想(スラヴォイ・ジジェク)
第4章 理性と非理性(ミシェル・フーコー) 1 非理性についての認識論的序説 2 狂気の宇宙論的経験 3 狂気の古典主義的経験 4 人間学的経験の誕生 5 フーコーの方法と是非を問う(ジャック・デリダの批判) 6 狂気と法的主体 7 異常性の系付図
第5章 アクチュアリティの所在 1 権力とは「なにか」ではなく「いかに」(フーコー1) 2 生―権力の網のなかで(フーコー2) 3 「来るべき民主主義」の問題(ジャック・デリダ) 4 「世界システム」の行方(イマニュエル・ラーステイン) 5 マルチチュードという主体(アントニオ・ネグリ)
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