三田評論

明治31年から続く慶應義塾の機関誌

No.1303(2025年10月号)

特集

ソーシャルメディアと社会

三田評論

─ 表紙絵:志村節子 ─

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特集ソーシャルメディアと社会

ソーシャルメディアと社会

今や日常生活やビジネスに欠かせなくなったソーシャルメディア。その便利さの一方で、偽・誤情報や陰謀論、誹謗中傷などが拡散される温床とも指摘され、各国では様々な使用規制の動きも見られます。今号の特集は、ソーシャルメディアの功罪両面を取り上げ、アテンション・エコノミーの加速、プラットフォームの巨大化を視野に健全な情報空間とは何かを考えていきます。

座談会
加速するアテンション・エコノミーとソーシャルメディアのゆくえ

今子さゆり
LINEヤフー株式会社メディア統括本部シニア トラスト&セーフティー マネージャー
馬籠太郎
株式会社電通デジタル マーケティングコミュニケーション領域 パフォーマンスマネジメント部門 ソリューション開発部 マネージャー
絹川千晴
NHK報道局取材センター 科学・文化部記者
谷原つかさ
立命館大学産業社会学部准教授・塾員
水谷瑛嗣郎(司会)
慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所准教授

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津田正太郎
慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所教授
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澁谷遊野
東京大学大学院情報学環准教授・塾員
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烏谷昌幸
慶應義塾大学法学部教授
ソーシャルメディア法務の実務─情報プラットフォーム対処法施行下におけるアカウント凍結対応を例に
松尾剛行
弁護士、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授
子どもとSNSを巡る世界と日本の動向
浜田 萌
読売新聞東京本社社会部記者
 

話題の人
撮影監督として世界を舞台に活躍

小野山 要さん

小野山 要さん

撮影監督・塾員

インタビュアー:小泉徳宏(映画監督・塾員)

Netflixの『Top Boy』シリーズや、映画『Inshallah A Boy』で撮影監督を務めるなど、ワールドワイドにご活躍中の小野山さん。卒業後、単身フランスへと渡り、撮影監督としての地位をどのようにして築き上げたのか。また、海外で遭遇した様々な体験を元に、フランスの映像業界で多様性を支持する団体「Divé+」を設立するまでのお話など、小野山さんの多岐にわたるご活躍について紹介します。

三人閑談
和室の手ざわり

和室の手ざわり

日本の伝統的なインテリアとして親しまれる和室。日本人の住まいから和室が失われつつあると言われる一方、格式ある空間を求め、多くの訪日観光客が旅館や茶道体験に訪れます。時代の変化の中で普遍的な魅力をもつ和室の、素材やディテール、時間の経過とともに味わいを増す設えの妙を和の達人たちに語っていただきました。

松井英子
建築家、松井建築研究所代表・塾員
保科眞智子
株茶道家、裏千家教授・塾員
久保木史朗
久保木畳店代表・塾員
時の話題
日本の「祭り」を考える
地元・館山を祭りで盛り上げる 本間裕二
祭りはいかに変化を受け入れてきたか 谷部 真吾
祭りをめぐるパブリック・ヒストリー 笠井 賢紀
連載
福澤諭吉をめぐる人々 その104 尺 振八 川内 聡
From Keio Museums・38 北澤楽天筆 「晩年の福澤先生」 都倉武之
新慶應義塾豆百科100 慶應義塾図書館 展示室
その他
巻頭随筆 丘の上 ────
ボクシング部100周年に寄せて─過去と現在、そして未来を紡ぐ一本の糸 田口隆男
東京六大学100年の年に─三田倶楽部の存在意義とは 深澤晶久
きょうも能登半島で取材しています 松木昭博
執筆ノート ────
『2030-2040年 医療の真実─下町病院長だから見える医療の末路』 熊谷賴佳
『韓国の若者と徴兵制』 金 柄徹
『中華料理と日本人─帝国主義から懐かしの味への100年史』 岩間一弘
『日本人戦犯裁判とフランス─インドシナ・サイゴン裁判・東京裁判をめぐる攻防』 難波ちづる
Researcher’s Eye ────
政治哲学を教えること 長野 晃
消費社会における異分野融合研究 倉科佑太
相関と因果のはざまで 佐藤豪竜
塾員クロスロード ────
変化が加速する時代のプロフェッショナルとして 吉田あかね
お菓子作りと考古学 下島綾美
社中交歓 ────
安井信之、山口文彦、富里周太、岩井祐介
慶應義塾へのご支援のお願い
KEIO Report ────
体育研究所の新アクション「サーティフィケートコース:ゼミプログラム」について─スポーツをもっと学びたい塾生のためのプログラム
須田芳正
追想 ────
無二の先生、古屋健三氏を想う 後平 隆
星野愼吾さんのこと 森  泉
植竹晃久先生との思い出 谷口和弘
田中俊郎先生を偲んで 細谷雄一
ヒサクニヒコのマンガ何でも劇場、寸描(赤木完爾)、山上広場、塾長室日誌(2025年7月・8月)、塾内ニュース、三田会だより、慶應〝塾〟語事典、寄付・維持会申込者芳名
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前号紹介2025年8・9月合併号 No.1302

戦争を語り継ぐ

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次号予告2025年11月号 No.1304

未来のモビリティ社会

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慶應義塾維持会

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母校を思う塾員と篤志家の皆様により、義塾の教育研究活動を財政支援する目的で設立された1世紀余の歴史を有する組織です。
会員の皆様にはご加入期間『三田評論』を贈呈いたします。

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