三田評論

明治31年から続く慶應義塾の機関誌

No.1253(2021年3月号)

特集

3・11から10年

三田評論

─ 表紙絵:清川泰次 ─

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三田評論3月号

三田評論
2021年3月号表紙

激甚災害の復興では、様々なレベルの合意の有無が、自助困難者の当面の危機縮減のみならず、その先の希望にも大きな影響を与えている。何度も繰り返される共助の学びを、公助に反映できないか。特集や鼎談、演説館で知った法曹関係者らの奮闘に、そのヒントを見る。災害多発の日本では、誰でも被災者になる可能性が高い。公平性の「ポジティブな逸脱」を躊躇せず、現地で必要な支援を的確迅速に届ける公助体制の構築を期待したい。コロナ禍も、見えにくいところで生命財産を脅かしている大災害と言えよう。生活や労働に関わる権利など、法に込められた理念と措置を国民に伝える「社会教育」が重要なのは、今も変わらない。モノの作者は風景から発想を得てモノを作る。モノの所有者は時として作者が想定外の風景で使う。気兼ねなく展示を見に行ける日が待ち遠しい。著者の情熱が伝わる「執筆ノート」は、著作への誘引力が強い。巣籠もり読書にヨモギ餅。

山崎信寿

特集3・11から10年

3・11から10年

あの日から10年。突然被災地になってしまった東北の各地域は、この間、「復興」に向けて歩みを続けてきました。しかし、「復興」とは一体何か。そこには一様ではない地域各々の事情があるに違いありません。東日本大震災から10年を機に災害に強い「レジリエントな」社会とはどういうものか、何が「復興」の力になるのかを考える特集です。

座談会
震災復興から考えるレジリエントな社会

菅原昭彦
気仙沼市住みよさ創造機構理事長、気仙沼商工会議所会頭
福迫昌之
東日本国際大学経済経営学部教授・同大学副学長・塾員
紙田和代
ランドブレイン株式会社取締役、慶應義塾大学理工学部非常勤講師
小檜山雅之
慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授
厳 網林
慶應義塾大学環境情報学部教授(司会)
 

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大矢根 淳
専修大学人間科学部教授、日本災害復興学会会長・塾員
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中島みゆき
毎日新聞記者、東京大学大学院学際情報学府博士後期課程・塾員
災害復興法学のすすめ ──東日本大震災10年とリーガル・レジリエンス
岡本 正
銀座パートナーズ法律事務所弁護士、岩手大学地域防災研究センター客員教授・塾員
災害支援と「共助」の情報技術
宮川祥子
慶應義塾大学看護医療学部准教授、一般社団法人情報支援レスキュー隊代表理事

特別鼎談
アジアにおける民法典制定への国際協力──法整備支援への塾員の貢献

日本が国際協力の一環として、アジア諸国に向けて行っている法制度整備支援(法整備支援)には多くの塾員の力が関わっています。市場システムの導入や民主化の進展に欠かせない法制度の整備により、「法の支配」をあまねく行き渡らせることは、その地の人々に多くの利益をもたらします。ネパールとラオスで法整備支援に関わった若き塾員を迎えての鼎談です。

入江克典
弁護士・塾員
長尾貴子
外務省勤務(経済協力専門員)・塾員
松尾 弘
慶應義塾大学大学院法務研究科教授
演説館
DXのためのリーガルデザイン
水野 祐
講演録
福澤諭吉と社会教育
米山光儀
連載
福澤諭吉をめぐる人々その54 新島 襄 末木孝典
福澤諭吉記念慶應義塾史展示館 第2回 福澤諭吉・慶應義塾史の裾野を広げる 都倉武之
写真に見る戦後の義塾57 昭和30年代の塾高北海道修学旅行 石川俊一郎
あたらしいミュージアムをつくる:慶應義塾ミュージアム・コモンズ
第6回 モノの背後に広がる風景を読む──KeMCoにおける展示活動と教育プログラム
渡部葉子
その他
巻頭随筆 丘の上 ────
内田百閒と慶應義塾 佐藤 聖
ボールボーイの野球殿堂入り 佐山和夫
石井賢治先輩との想い出──サンパウロ三田会と塾との架け橋 林 繁雄
執筆ノート ────
『Weの市民革命』 佐久間裕美子
『マザリング──現代の母なる場所』 中村佑子
『感情の哲学入門講義』 源河 亨
『英語独習法』 今井むつみ
Researcher’s Eye ────
米と異邦人 難波ちづる
より良い世界を築くためのポジティブな逸脱 鈴木由紀子
コロナと相互扶助 野中 葉
塾員クロスロード ────
人生にオーナーシップを 森山明能
踊りは瞬間を永遠にする 池田理沙子
社中交歓 ────
ヨモギ 山﨑嘉正、井口 俊、鳥海春樹、高野 仁
新型コロナウイルス感染症拡大にともなう緊急支援のお願い
追想 ────
畏友 森谷雅美さんを悼む 山口 格
ヒサクニヒコのマンガ何でも劇場、寸描(山崎信寿)、山上広場、塾長室日誌(2021年1月)、塾内ニュース、三田会だより、慶應〝塾〟語事典、寄付・維持会申込者芳名
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