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シャルル・ドゴール

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四六判/上製/392頁
初版年月日:2013/07/20
ISBN:978-4-7664-2045-6
(4-7664-2045-4)
Cコード:C3023
定価 3,456円(本体 3,200円)

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シャルル・ドゴール
民主主義の中のリーダーシップへの苦闘
書評 目次 著者略歴

ドゴールはフランスをどのように導いたのか? 
民主主義の時代におけるリーダーシップのあり方とは?
ひとりの政治家を通じて描かれる現代フランスの肖像。
 
▼第一次大戦での奮闘と捕虜生活、第二次大戦期のナチスによるパリ陥落とロンドンでの亡命政府樹立、そして復興フランスの政治家〜大統領へ。両世界大戦から戦後冷戦へと続く激動のヨーロッパを舞台に、「現代フランスを築いた父」ドゴールの生涯を生き生きと描く、渾身の書き下ろし。

▼「フランスを解放に率いた軍人ドゴール」。これまで日本でひんぱんに紹介されたドゴールの姿は、しかし多面的でその長い生涯の一部にすぎない。本書では、第五共和制大統領時代の、「行動の自由を得るための外交」政策、アメリカ・ソ連に対する「第三の極」としてのヨーロッパ、という考え方と行動にもより強いスポットをあてるとともに、民主主義のなかの政治的リーダーシップのありかたを探っていく。

▼冷戦期には、米国の「核の傘」に入ることを拒みNATOを脱退、また、大戦の仇敵であったドイツのアデナウアー首相を自宅に招くなど仏独融和を演出したドゴール。アルジェリア独立承認の決断、中国とのいち早い国交樹立など、イデオロギーに囚われない徹底した現実主義と透徹した先見性。そしてその決断力と行動力をもった「政治家」の姿は、国際関係の緊張に懊悩する現在の日本人にも、時代を超えて多くの示唆を与える。

▼政治家としてのドゴールを描写する一方、障害を背負った娘を慈しみ育て、彼女の死後は基金を創設するなど慎ましく生きたその私生活まで、ドゴールの知られざる素顔へとせまる。

書評

国際政治(日本国際政治学会) 第177号(2014年10月)行に書評が掲載されました。評者は池田亮(関西外国語大学)氏です。
ブックスキャン 著者の渡邊啓貴氏のインタビューが掲載されました。
西洋史学 No.251、日本西洋史学会刊行に書評が掲載されました(評者:奈良女子大学教授  渡辺和行氏)。

目次

第一章 フランス崩壊への道
 1 揺籃期のドゴール
  幼年時代――尊大さの片鱗/世紀末のフランス――ブルジョワジーとカトリック的価値
  観/青年時代の思想形成/兵士ドゴールの誕生
 2 雌伏の時代
  傲岸な青年将校/終生の伴侶イヴォンヌとの出会い/神の与えた試練――次女アンヌ
  の誕生とコロンベ・レ・ドゥ・ゼグリーズ/『剣の刃』――軍人ドゴールの警鐘/
  新しい軍隊――機械化部隊の創設
 3 多党分立政治の混乱と第二次大戦
  ナチス・ドイツとフランスの ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

渡邊 啓貴(わたなべ ひろたか)
東京外国語大学大学院教授。1954年生まれ。東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒業、同大学院地域研究科修士課程、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程、パリ第1大学大学院博士課程修了(DEA)。
パリ高等研究院・リヨン高等師範大学院客員教授、ジョージ・ワシントン大学シグールセンター客員研究員、『外交』 『Cahiers du Japon』 編集委員長、日仏政治学会理事長、在仏日本大使館公使(2008-2010年)などを歴任。
主要著作:『ミッテラン時代のフランス』(芦書房、1991年 渋沢クローデル賞)、『フランス現代史―英雄の時代から保革共存へ』(中央公論社、1998年)、『ポスト帝国―二つの普遍主義の衝突』(駿河台出版社、2006年)、『米欧同盟の協調と対立―二十一世紀国際社会の構造』(有斐閣、2008年)、『フランスの「文化外交」戦略に学ぶ―「文化の時代」の日本文化発信』(大修館書店、2013年)、(編著)『国際政治の基礎知識』(芦書房、1997年)、『ヨーロッパ国際関係史―繁栄と凋落、そして再生』(有斐閣、2002年)、ほか。

定価3,456円 (本体:3,200円)
在庫あり

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