No.1260(2021年11月号)
特集
No.1260(2021年11月号)
特集
三田評論
2021年11月号表紙
特集の「関連記事」にデジタル教育の希望と懸念。座談からは、教育内容のみを決め、方法は先行教育ソフトや現場での学びを活用する方が賢明に思える。デジタル教育世代はやがて大学に来る。孤立無援のアナログ世代大学教員が心配。「時の話題」は家族のかたち。寄り添い、支え合いたいと思う二人を、性や姓にかかわらず社会構成の基本単位と認めることに、何の不都合があるのか。血縁不問で子育てもできる。支え合いが増えれば、社会的にも子育てや老後の心配が減るのでは。座談の黒川弘一は「パラダイムチェンジには技術と制度と文化が三位一体で変わること」が必要と語る。これは社会も同じ。変われない人も多様の一部。皆で新たな文化を作ろう。山口昌子の丹念な取材の結実、関美和や愛波文の前向き転身、原梓の悩みながらの一歩。それぞれの挑戦に拍手。パフェが苦手な理由を知る。縦長容器に仕組んだ食べさせたい順序が食べたい順序とは限らない。
(山崎信寿)
コロナ禍の休校もあり、初等・中等教育でのデジタル教科書導入に向けての動きが活発になっています。またオンライン授業も急速に普及し、今までの「教室」の風景がかなり変わりつつあるようです。デジタル教科書、オンライン授業の普及は、初等・中等教育の現場に何をもたらすのか? 特別支援教育についても様々な恩恵をもたらす可能性のある「デジタル教育」の未来について考える特集です。
関 美和さん
翻訳家、「エムパワー・パートナーズ・ファンド」General Partner
インタビュアー:西村博之(日本経済新聞編集委員兼論説委員・1992 政)
翻訳家として『FACTFULNESS』を始め、数々のヒット作を出してこられた関さん。本年、友人とともに女性だけのESG投資のファンドを設立し、話題になっています。投資銀行出身で金融に明るく、社会課題についても敏感な関さんたちが目指す、新しい投資の形とは? その曲折に富んだキャリアとともに紹介します
英語のPerfectと同じ語源をもつ〈パフェ(Parfait)〉。一口にパフェと言っても、ボリューム、豪華さ、盛付けの美しさと、その世界は百花繚乱です。専用グラスに盛り付けられた季節のフルーツやアイスクリーム、ソースが織りなす姿はまさに完璧そのもの。そんな日本のパフェですが、じつは本国フランスに同じメニューはなく、わが国で独自の進化を遂げたものでした。至高の甘味を追求する奥深き世界へご案内します。
母校を思う塾員と篤志家の皆様により、義塾の教育研究活動を財政支援する目的で設立された1世紀余の歴史を有する組織です。
会員の皆様にはご加入期間『三田評論』を贈呈いたします。