2005年10月に刊行し、ご好評をいただいております『G-SEC
Eyes 企業のリスクマネジメント』。本書では、製造、商社、証券、保険など、各業界から第一線の実務家を招いて行われたレクチャーをもとに、企業にとっての「リスクマネジメント」が、もはやリスクを回避するためだけのものではないこと、むしろリスクを引受け、チャンスを追求し、企業を成長させるための積極的なビジネス・コンセプトへと変化していることを紹介し、「攻めながら守る」ための具体的なリスク管理方法を提案しました。
しかし、言うまでもなく、「リスク」とは企業活動にのみ付きまとうものではありません。日々の新聞を読むだけでも、伝染病、産業廃棄物、異常気象と農産物不足、戦争やテロリズムなどなど、私たちの生活が予測の困難な危険と共にあることが分かります。そして、私たちがより豊かな生活、より健康な人生、より幅広い交流を求めるほど、こうした危険が高まることも避けられないでしょう。
本書の編者である青井倫一教授・竹谷仁宏氏が主催する「リスクマネジメント・フォーラム」では、本書の著者をはじめ政・財・官・学各界から人材を募り、企業活動はもとより、広くこれからの社会とリスクとのかかわり方について活発な議論を行っています。このページでは、フォーラムの皆様にご協力をいただき、身近な話題を通してリスクを考えるための視点を提供しています。皆様が時代の先を見据え、しなやかに生き抜くためのヒントとなれば幸いです。
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