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消費するインドネシア

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A5判/上製/320頁
初版年月日:2013/04/20
ISBN:978-4-7664-2015-9
(4-7664-2015-2)
Cコード:C3033
定価 3,888円(本体 3,600円)

消費するインドネシア
倉沢 愛子 編著
書評 目次 著者略歴

インドネシアにおける消費の実態を克明に描く

▼世界4位の人口をかかえ、著しい経済成長を遂げるインドネシア。独特の国民性による旺盛で貪欲な消費意欲がこの国の経済を拡大し続けている。

▼近代的なショッピングモールと路地裏の露天商が共存する空間で、伝統と現代をともにライフスタイルに取り込む中間層の逞しさを徹底的な現地調査により明らかにする

▼インドネシア研究の第一人者倉沢愛子教授と新進気鋭の若手研究者による意欲作。

▼本編に加え、食、コンビニ、サッカー、下宿、フェイスブック、携帯電話、音楽、ミスコンやマッサージなど、インドネシアの今が分かるコラムを9編収録。



紀伊國屋書店「Kinoppy」で電子版をご購入いただけます。


書評

東南アジア研究 52巻1号、京都大学東南アジア研究所刊行に書評が掲載されました(評者:桃山学院大学国際教養学部教授  小池誠氏)

目次

 はしがき


 凡例

  第1部 市場の変容
 第1章 伝統的市場(パサール)の近代化
      ――ジャカルタ南部L市場をめぐって  内藤 耕
  第1節 はじめに
  第2節 地域の中の伝統的市場(パサール)
  第3節 若返ったL市場
  第4節 L市場の人々
  第5節 カキリマと「秩序」
  第6節 おわりに

 第2章 ジャカルタの衣料品市場の変容
      ――タナアバン市場における西カリマンタン華人の役割  松村智雄
   ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

【編著者】
倉沢 愛子(くらさわ あいこ) 〔編者/はしがき、序、第6章、コラム〕
慶應義塾大学名誉教授
1970年東京大学教養学部卒業、1972年同大学大学院社会学研究科修士課程修了、1978年コーネル大学大学院修士課程修了、1979年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。1988年コーネル大学より Ph.D.(歴史学)。2012年東京大学より学術博士。1982年摂南大学国際言語文化学部助教授、1989年同大学国際言語文化学部教授、1991年 在インドネシア日本大使館付専門調査員、1993年名古屋大学大学院国際開発研究科教授、1997年慶應義塾大学経済学部教授を経て現職。専門はインドネシア社会史。
業績:『日本占領下のジャワ農村の変容』(草思社、1992年)、『二十年目のインドネシア――日本とアジアの関係を考える』(草思社、1994年)、『女が学者になるとき』(草思社、1998年)、『ジャカルタ路地裏(カンポン)フィールドノート』(中央公論新社、2001年)、『「大東亜」戦争を知っていますか』(講談社 [講談社現代新書]、2002年)、『インドネシアイスラームの覚醒』(洋泉社、2006年)、『インドネシアと日本――桐島正也回想録』(論創社、2011年)、『戦後日本=インドネシア関係史』(草思社、2011年)、『資源の戦争』(岩波書店、2012年)ほか。

【執筆者】(執筆順、肩書きは2013年3月現在)
内藤 耕(ないとう たがやす) 〔第1章〕
東海大学文学部教授
1985年信州大学経済学部卒業、1987年慶應義塾大学法学研究科政治学専攻修士課程修了、1991年同後期博士課程単位取得退学。1991-93年外務省専門調査員(在ジャカルタ日本大使館)、1994年静岡英和女学院短期大学国際教養学科専任講師、1995年同助教授、2001年東海大学文学部アジア文明学科助教授、(2007年より准教授)、2010年より現職。専門はインドネシア都市研究、国際コミュニケーション論。
業績:『叢書21COE-CCC多文化世界における市民意識の動態14 ニュースの国際流通と市民意識』(共著、慶應義塾大学出版会、2005年)、『開発途上国の政治的リーダーたち――祖国の建設と再建に挑んだ14人』(共著、ミネルヴァ書房、2005年)、『都市下層の生活構造と移動ネットワーク』(共著、明石書店、2007年)、『変わるパリ、変わらないパリ』(共著、勉誠出版、2009年)、「ジャカルタ・コタ、華人街の情景――パンチョラン通りの調査から」『東海大学文学部紀要』第93輯(2010年9月)ほか。

松村 智雄(まつむら としお) 〔第2章〕
東京大学大学院総合文化研究科学術研究員、東京理科大学非常勤講師
2006年東京大学教養学部卒業、2008年同大学大学院総合文化研究科修士課程修了、2013年同博士課程修了。2009年東京大学社会科学研究所学術支援専門職員。専門は東南アジア地域研究、華人研究、歴史学。
業績:「真正のインドネシア人(Indonesia Asli)とは誰か?――2006年国籍法の制定過程と革新性についての分析」『アジア地域文化研究』第6号(2010年3月)、「インドネシアにおける国籍法(1958年)施行過程における華人の反応――中国語紙の分析から」『南方文化』第38号(2011年12月)、「インドネシア西カリマンタンにおける1967年華人追放事件の経緯」『アジア地域文化研究』第8号(2012年3月)ほか。

間瀬 朋子(ませ ともこ) 〔第3章〕
上智大学アジア研究所客員所員、非常勤講師
1994年上智大学外国語学部卒業、1999年同大学大学院外国語学研究科博士前期課程修了、2002年同博士後期課程単位取得退学。博士(地域研究)。2002−2004年インドネシア・ガジャマダ大学農学部農業社会経済学科留学。2009年より現職。専門はインドネシア地域研究、社会経済論。
業績:「地縁・血縁にもとづく連鎖移動論を乗り越えて――中ジャワ州ソロ地方出身のモノ売りの事例から」『アジア経済』51巻9号(2010年)、『インドネシア検定』(共著、加納啓良監修、めこん、2010年)、「インドネシア・中ジャワ州ソロ地方特定地域における人間関係と出かせぎ様式」『東南アジア研究』48巻4号(2011年)、『現代インドネシアを知るための60章』(共編著、明石書店、2013年)ほか。

新井 健一郎(あらい けんいちろう) 〔第4章〕
共愛学園前橋国際大学准教授
1993年上智大学経済学部卒業、1996年東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程修了、2002年同博士課程単位取得退学。専門は東南アジア研究・都市研究。
業績:“Only Yesterday in Jakarta: Property Boom and Consumptive Trends in the Late New Order Metropolitan City”『東南アジア研究』第38巻4号(京都大学東南アジア研究所、2001年)、「寡占的郊外化――スハルト体制下のインドネシア首都圏開発」『アジア経済』第46巻第2号(アジア経済研究所、2005年)、“From Water Buffaloes to Motorcycles: The Development of Large-scale Industrial Estates and Their Sociospatial Impact on the Surrounding Villages in Karawang Regency, West Java”『東南アジア研究』第49巻2号(京都大学東南アジア研究所、2011年)、『首都をつくる――ジャカルタ創造の50年』(単著、東海大学出版会、2012年)ほか。

南家 三津子(なんけ みつこ) 〔第5章〕
岡山大学大学院社会文化科学研究科研究生
1983年成城大学法学部卒業、1991年筑波大学大学院修士課程地域研究研究科(東南アジア地域研究)修了、1997年ワシントン大学(シアトル)大学院政治学研究科修士課程修了、2000年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。その後、オーストラリアで長期にわたり研究。拓殖大学、早稲田大学などで非常勤講師、インドネシア語通訳を経て現在に至る。専門はインドネシア地域研究(社会変容、ジェンダー)。現在は、東ジャワ、海外出稼ぎ村における消費行動と社会変容を研究。

新井 和広(あらい かずひろ) 〔第7章〕
慶應義塾大学商学部准教授
1991年埼玉大学工学部卒業、2004年ミシガン大学大学院近東研究学科博士課程修了。Ph.D.(Near Eastern Studies)。2006年東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教、2008年慶應義塾大学商学部専任講師を経て、2010年より現職。専門は地域研究(中東、東南アジア)。
業績:「旅する系図――南アラビア、ハドラマウト出身サイイドの事例より」『シリーズ歴史学の現在8 系図が語る世界史』(青木書店、2002年)、「南アラビア、ハドラマウト地方出身移民の変遷」宮治美江子編著/駒井洋監修『叢書グローバル・ディアスポラ3 中東・北アフリカのディアスポラ』(明石書店、2010年)、「東南アジアにイスラームをもたらしたのは誰か?――ワリ・ソンゴの起源をめぐる問題とアラブ系住民」永原陽子編『生まれる歴史、創られる歴史――アジア・アフリカ史研究の最前線から』(刀水書房、2011年)ほか。

野中 葉(のなか よう) 〔第8章、コラム〕
慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、同大学総合政策学部講師(非常勤)
2005年慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程修了、2011年同後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。専門は地域研究(インドネシア)。主な関心は同地域におけるイスラームの受容と広がり。
業績:『インドネシアにおけるジルバッブの現代的展開に関する総合政策学的研究――イスラームと向き合う世俗高学歴層の女性たち』慶應義塾大学総合政策学ワーキングペーパーシリーズ、No.75(2005年)、「インドネシアの大学生によるタルビアの展開――大学ダアワ運動の発展を支えた人々とイスラーム学習」『東南アジア研究』48巻1号(2010年)、「インドネシアの大学におけるダアワ・カンプスの成立と拡大――組織と活動家に対する調査を通じて」『イスラム世界』75号(2010年)、「インドネシアの大学ダアワ運動黎明期におけるマシュミの残映」『東南アジア 歴史と文化』40号(2011年)、「インドネシアにおけるダアワの継続実践に見るイスラームの豊かさ」奥田敦・中田考編『イスラームの豊かさを考える』(丸善出版、2011年)ほか。

〈コラム執筆〉
ウイリアム・ブラッドリー・ホートン(William Bradley Horton)
 早稲田大学社会科学総合学術院講師
林 英一(はやし えいいち)
 日本学術振興会特別研究員
山口 元樹(やまぐち もとき)
 慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程
メタ・アストゥティ(Meta P. S. Astuti)
 ハサヌディン大学文学部講師
井桁 美智子(いげた みちこ)
 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士前期課程
猪俣 ロミ(いのまた ろみ)
 フリー・ジャーナリスト
山本 まゆみ(やまもと まゆみ)
 早稲田大学大学院文学学術院非常勤講師 

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