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大日本帝国のクレオール

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四六判/上製/372頁
初版年月日:2007/11/10
ISBN:978-4-7664-1440-0
(4-7664-1440-3)
Cコード:C0036
定価 3,520円(本体 3,200円)

大日本帝国のクレオール
植民地期台湾の日本語文学
書評 目次 著者略歴

日本統治下、台湾・南方の<日本語>によるクレオール文学論。
▼植民地化によって、標準中国語、台湾語、日本語などの複数の言語が混在し、文化的・言語的クレオール化(文化・言語の接触、複合)が進んだ大日本帝国統治下の台湾・南方における日本語文学を検証。「内地」の作家、台湾育ちの「外地」の作家、日本語で教育された台湾人作家。この3つの視点を併せることで、間文化の複合・言語接触の中、<ハイパーコロニアル>というべき空間となった植民地体験の実相を浮上させる。
▼文芸批評と歴史社会学を往還し、またポストコロニアル批評を相対化しながら、当時の作品の中に台湾人独自の強靭なクレオール的アイデンティティ戦略を読み込む。日本文学史の空隙を衝く、渾身の力作。
本書は、日本図書館協会選定図書です。

書評

植民地研究 第7号(2008年7月15日) 「書評」欄(197頁)で紹介されました。
言語 2008年8月号「言語圏α…ことばの書架」欄(118頁)で紹介されました。
日本経済新聞 2008年5月3日「文化」欄(36面)で紹介されました。
東方 2008年2月号「書評」欄(28頁)で紹介されました。
週刊読書人 2008年2月1日号(3面)で紹介されました。
みすず  2008年1・2月号「2007年読書アンケート(成田龍一氏)」で紹介されました。
朝日新聞 2008年1月27日「読書」欄(12面)で紹介されました。
読売新聞 2008年1月13日「本よみうり堂」(11面)で紹介されました。
出版ニュース 2008年1月下旬号「ブックガイド」(36頁)で紹介されました。
読売新聞 2007年12月28日「本よみうり堂」で紹介されました。
STUDIO VOICE 2008年1月号「BOOKS」(117頁)で紹介されました。
東京新聞 2007年11月18日「読書」(9面)欄で紹介されました。

目次

 日本語版に寄せて
 序 ポストコロニアルの屈折――台湾

第1部 日本人が描いた〈帝国〉
 第1章 「南方」の系譜
 第2章 「土人」の懐柔
 第3章 南方の作家たち

第2部 在留日本人のアンビヴァレンス――西川満
 第4章 西川満と『文芸台湾』
 第5章 ジェンダー、修史、ロマンティシズムへの関心

第3部 台湾人が描いた〈帝国〉
 第6章 言語政策と文化的アイデンティティ
 第7章 郷土文学派の対応――楊逵と呂赫若
 第8章 皇民文学派――周金波と陳火泉
……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

【著者】
フェイ・阮(ユアン)・クリーマン 阮斐娜 Faye Yuan Kleeman
コロラド大学ボルダー校東アジア言語文明学科準教授
台湾・東呉大学にて学士号、お茶の水女子大学大学院にて修士号、カリフォルニア大学バークレー校にて博士号取得(1991年)。ニューヨーク市立大学、カレッジ・オブ・ウィリアム・アンド・メアリーを経て1998年より現職。日本語での主な論文に、「戦後の日本語文学――在外日本人作家・在日外国人作家を中心に」『岩波講座・「帝国」日本の学知・第五巻東アジアの文学・言語空間』(藤井省三編、岩波書店、2006年)、「文化を視る複眼的な位置――アメリカにおけるチャイナポップ研究の現状」『中国21』(愛知大学現代中国学会編、2006年3月、風媒社)、「葛藤する言語」『ユリイカ』(2000年11月号、青土社)等がある。

【訳者】
林ゆう子 Hayashi, Yuko
カナダ・トロント在住。
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。
訳書に『〈妻〉の歴史』(慶應義塾大学出版会、2006年)がある。

定価3,520円 (本体:3,200円)
在庫あり

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