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							 アンクル・トムとメロドラマ
							  
								19世紀アメリカにおける演劇・人種・社会
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 演劇研究を社会的文脈から捉える。▼19世紀のアメリカで大ヒットを記録した『アンクル・トムの小屋』を例に、演劇と社会の結びつきを明らかにするとともに、その作品の内に意識的/無意識的に織り込まれたアメリカの姿を描く。
 
						
							
								英語青年 2007年10月号 「新刊書架」(51頁)で紹介されました。
 
序章 本書のねらい/ストウとリンカーン
 
 第1章 新しい演劇研究の方法論
 アメリカ文学研究の変化/ドラマとシアター/演劇の四要素/「自然の鏡」
 
 第2章 メロドラマの復権
 新しいアメリカ演劇史/メロドラマとは/アンテベラム期のアメリカ社会
 
 第3章 舞台版『アンクル・トムの小屋』
 ストウ夫人/小説『アンクル・トムの小屋』/トム・ショー/エイキン版
 
 第4章 北部の妥協
 南部と北部/繰り返される妥協
 
 第5章 リンカーンと人種意識
 独立宣言と ……
  著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
常山菜穂子(つねやま なほこ)慶應義塾大学法学部助教授
 1969年、東京生まれ。1992年、聖心女子大学文学部卒業。日本学術振興会特別研究員を経て、2000年、慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程修了。博士(文学)。アメリカ演劇文化専攻。
 主要業績 :
 [単著]『アメリカン・シェイクスピア---初期アメリカ演劇の文化史』(国書刊行会、2003年)
 [共著]『物語のゆらめき』(南雲堂、1998年)、『記憶を紡ぐアメリカ』(慶應義塾大学出版会、2005年)、『視覚のアメリカン・ルネサンス』(世界思想社、2006年)、『情の技法』(慶應義塾大学出版会、2006年)
 [翻訳] L・レヴィーン『ハイブラウ / ロウブラウ』(慶應義塾大学出版会、2005年)ほか。
 
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