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「教育と医学」特別付録
  □■□ メルマガ「教育と医学」 ■□■
                 第193号(2016年9月28日配信)
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▲ 10月はお天気が良いといいですね。
▲ 「教育と医学」2016年10月号の第1特集は「アクティブ・ラーニングの功罪」、
第2特集は「学校行事について考える」です。

◇CONTENTS◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
■最新号「教育と医学」(2016年10月号)の内容
★1.ちょっと覗いてみよう<立ち読みコーナー>
★2.どこから読もうかな?<今月のポイント>
★3.もっと知りたい!<今月の本棚>
■ 慶應義塾大学出版会からのご案内
■メルマガ編集後記
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■最新号「教育と医学」(2016年10月号)の内容■

特集1:アクティブ・ラーニングの功罪
次期改訂の学習指導要領の案で「アクティブ・ラーニング」が盛り込まれた
ことが注目されています。8月に公表された文科省の「次期学習指導要領に向け
たこれまでの審議のまとめ」などをもとに検証します。
巻頭で「今後教育現場ではアクティブ・ラーニングを実施することそのものが
目的になってしまうのではないか」「自立的で主体的な、そして独善的ではない
教師をどう養成していくのか、(略)これから一層重要になると思います」
(本誌3頁)と田上哲先生が指摘していますが、この視点がもっとも重要では
ないでしょうか。

特集2:学校行事について考える
学校行事の意味や展望について、改めて考える特集です。
学校行事や学級活動、クラブ活動を総称した、日本の「特別活動」は、今、
「世界からの特別活動への注目が高まっており、エジプトやモンゴルなどから
視察団が訪日し、日本の特別活動や学校行事から多くを学び、それらを自国の
学校教育に生かそうとしています」(山田真紀先生、本誌62頁)というのです。
ぜひ、お読みください。

*最新号のトップページ
//www.keio-up.co.jp/np/kyouiku.do

<「教育と医学」10月号をプレゼントします>
「教育と医学」2016年10月号を3名の方に、下記の<今月の本棚>で紹介した
本を1名の方に、アンケートに回答くださった方の中から抽選でプレゼントします。
* アンケートご記入は以下からどうぞ。(10月20日締切です)
//www.keio-up.co.jp/kup/kyouiku/enq/

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★1.ちょっと覗いてみよう <立ち読みコーナー>

【今月の立ち読み】
●巻頭随筆 「アクティブ・ラーニングとどう向き合うか」
田上 哲(九州大学大学院人間環境学研究院教授)
//www.keio-up.co.jp/kup/kyouiku/zuihitsu/z201610.html

●編集後記
増田健太郎(九州大学大学院人間環境学研究院教授)
//www.keio-up.co.jp/kup/kyouiku/kouki/k201610.html

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★2.どこから読もうかな? <今月のポイント>

●特集1・アクティブ・ラーニングの功罪
◆ 「アクティブ・ラーニング実践上の課題」
西岡加名恵(京都大学大学院教育学研究科准教授)
<主な見出し>アクティブ・ラーニングとは何か/アクティブ・ラーニングの
視点を生かした授業改善を進めるうえでのポイント/教科における「パフォーマンス課題」

◆ 「アクティブ・ラーニング実践上の留意点」
北 俊夫(国士舘大学教授)
<主な見出し>なぜ、アクティブ・ラーニングなのか/何のためのアクティブ・ラーニング
なのか/授業としての成立要因は何か/カリキュラム・マネジメントと一体に

◆ 「小・中学校におけるアクティブ・ラーニング」
内山伊知郎(同志社大学心理学部教授)
<主な見出し>アクティブ・ラーニングと課題解決思考/小・中学生における
認知発達/認知発達とアクティブ・ラーニング/学科を超えた教育とリベラル
アーツ教育

◆ 「アクティブ・ラーニングを通じて対話のあり方を考える」
遠山紗矢香(静岡大学大学院教育学研究科研究員)
<主な見出し>私たちの生活とアクティブ・ラーニング/対話的な学びと
アクティブ・ラーニング/知識構成型ジグソー法/継続的な授業改善に向けて

◆ 「障害児のアクティブ・ラーニング」
樋口一宗(兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授)
<主な見出し>障害児の学びを妨げるバリア/学びのバリアフリーを実現する
ために/学びのバリアフリーと合理的配慮の提供/知的障害児に対する
アクティブ・ラーニング/障害児にとってのアクティブ・ラーニングの意義

◆ 「アクティブ・ラーニングの失敗例に学ぶ」
亀倉正彦(名古屋商科大学経営学部教授)
<主な見出し>アクティブ・ラーニング(AL)定義の失敗/「アクティブ
ラーニング失敗原因マンダラ」からの学び/再論:ALの失敗例から学ぶ

●特集2・学校行事について考える
◆ 「日本の学校行事の意義:国際比較研究から」
山田真紀(椙山女学園大学教育学部教授)
<主な見出し>日本の学校行事の歴史/日本の学校行事が果たす役割/学校
行事の国際比較研究から見えてくるもの/学校行事の未来展望

◆ 「日本の学校行事の特徴と課題」
南部和彦(文京学院大学女子中学校高等学校 中高一貫部校長)
<主な見出し>学校行事の意義とは/育てたい子どもの姿/子どもに期待
すること/学校行事の今後の課題/日本型教育の良さを大切に

◆ 「学校行事と、支援が必要な児童生徒への『個別の配慮』」
平島ユイ子(国際医療福祉大学福岡保健医療学部准教授)
<主な見出し>学校行事における「個別の配慮」の必要性について/学校
行事の特徴/学校行事における個別の配慮

◆ 「組体操の事故を検証する」
西山 豊(大阪経済大学情報社会学部教授)
<主な見出し>十段ピラミッドの崩壊/年間八〇〇〇件以上の組体操事故/
ピラミッドの負荷量/平面型と立体型の比較/必要とされる科学の眼

★好評の連載!
◆阿部 洋〈カレント・トピックス〉
「不登校児童生徒への教育支援」

◆独立行政法人国立特別支援教育総合研究所
<久里浜だより>第490回
「発達障害教育に関する理解啓発活動」
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★3.もっと知りたい!<今月の本棚>.

<ミネルヴァ書房の新刊をご紹介します>

露口健司(編著)

『ソーシャル・キャピタルと教育
―ー「つながり」づくりにおける学校の役割』
(2016年9月20日初版発行、上製、246頁)

 本書は、「叢書ソーシャル・キャピタル」(全7巻)のうちの、第2巻
にあたります。
「日本の最大の課題は、少子高齢化への対応です。(略)この問題は、
市場だけでは到底解決できない分野が拡大することを意味しています。医療、
福祉、防災、どれをとっても市場経済だけでは解決不可能です。ソーシャル・
キャピタルは、この市場で対応しきれない分野、つまり市場の失敗を住民同士
の協調で補う対処法を提供するものでもあります」(本シリーズ編集委員代表:
稲葉陽二先生による「刊行にあたって」より抜粋)。
本書は、学校とそれを取り巻くアクター(子ども、保護者、教師、地域住民)
ならびにアクター間の関係性を分類し、ソーシャル・キャピタルの効果と醸成
のために教師がはたす役割を検討するものです。そして、教師がソーシャル・
キャピタル醸成の原動力となるよう、解説をしています。
「教育と医学」編集委員で、10月号の編集後記の著者である増田健太郎先生
が、本書の「第3章 子どもの適応」で、「教師は、子どもの適応を支援する
ために、子どもを取り巻くソーシャル・キャピタルを醸成することが求められ
ると考えられる」(本書p52)とし、学級集団づくりや授業づくりの取り組みを
紹介しています。
教師はもとより、学校教育に関わる方々に読んでいただきたい書です。
詳細は、下記をご覧ください。
http://www.minervashobo.co.jp/book/b239761.html

★ アンケートに回答くださった方の中から抽選で1名の方に本書を
プレゼントしますので、ぜひご応募ください。(10月20日締切です)
//www.keio-up.co.jp/kup/kyouiku/enq/

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<次号予告>
「教育と医学」2016年11月号(10月27日発売)
特集:子どものこころの安全基地を育てる
――アタッチメントをめぐって
11月12日に福岡で開催するシンポジウムと連動した特集です。
シンポジウムの話題提供者の先生3人も、当日のお話のテーマに関して執筆
いただいていますので、ぜひこちらをお読みください。
//www.keio-up.co.jp/np/kyouiku/next.do
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■慶應義塾大学出版会からのご案内■

『五訂版 視覚障害教育に携わる方のために』
(香川 邦生 編著、猪平 眞理 著、大内 進 著、牟田口 辰己 著)
//www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766423679/

視覚障害を正しく理解し、視覚障害教育の基本を得る!

視覚に障害をもつ子どもの特性や心理を踏まえ、乳幼児期から学校教育を経て
社会的自立に至るまで、発達段階に合わせた養育・指導上の配慮を解説。
教員はもとより、保護者やボランティアにとっても必読の書です。

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■次回のメルマガ「教育と医学」配信は、10月18日を予定しています。
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■編集後記
本号の特集2で、数学者の西山豊先生が、組体操の危険性を説明しています。
驚くことに、4段ピラミッドでの最下段者の荷重は1人当たり体重の2.215倍です
(本誌83頁)。5段、6段となるとさらに増えるのは言うまでもありません。
こういったデータを前提に、競技の選定や指導を行うべきではないでしょうか。
学校での事故がなくなることを願うばかりです。(編集担当N)

▼例年開催している「教育と医学の会」シンポジウムの季節となりました。毎年
このシンポジウムが来る頃には過ごしやすくなってきたり、また年末に向かう
気配を感じます。とはいえまだ秋は始まったばかりですので、紅葉も芸術も食欲も
楽しみましょう。(システム担当Y)


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【発行元】
慶應義塾大学出版会(株) 『教育と医学』編集部
E-mail:kyouikutoigakuと@keio-up.co.jp
(上記の「と」を削除して送信してください)
URL://www.keio-up.co.jp/
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メルマガ「教育と医学」主な内容
  ★1.どこから読もうかな?<ポイントの1行>
最新号に掲載の論文から、編集部が選んだ各1行とポイントを紹介します。
★2.ちょっと覗いてみよう<立ち読みコーナー>
「巻頭随筆」「編集委員の目」「編集後記」などの立ち読みと、編集委員の紹介をします。
★3.次がまちどおしいぞ<次号予告>
次号の執筆者と各テーマをお知らせします。
★4.もっと知りたい! <今月の本棚>
最新号の執筆者の書籍や、特集テーマと関連する書籍を選び、紹介します。
 
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