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「教育と医学」特別付録
  □■□ メルマガ「教育と医学」 ■□■
                 第151号(2014年12月26日配信)
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▲「教育と医学」2015年1月号の第1特集は「思春期の発達障害とどう向き合うか」、
 第2特集は「子どものネット(スマホ)依存の危険」です。
(本日26日から発売開始ですが、発送は1月5日からとなります。ご了承願います)

◇CONTENTS◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
■最新号「教育と医学」(2015年1月号)の内容
★1.ちょっと覗いてみよう<立ち読みコーナー>
★2.どこから読もうかな?<今月のポイント>
■ 慶應義塾大学出版会からのご案内
■メルマガ編集後記
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■最新号「教育と医学」(2015年1月号)の内容■

特集1:思春期の発達障害とどう向き合うか

 思春期は、自己理解の時期といえるのではないでしょうか。そして、親離れ
の意識が芽生えてくる時期でもあります。
発達障害のある子どもにとっては、発達障害と出会う時期であると田中真理
先生はいいます。そして、「思春期は発達障害のある人にとって、最も『生き
づらさ』を感じる時代といえます。つまり、本来、親離れの推進力となるはず
の仲間関係がうまく展開せず、心理的な危機にさらされるということになるの
です」(本誌9頁)。
この時期の子どもが、どのような辛さを経験するのでしょうか。
そのキーワードは、「自己認識」のようです。障害の特性を理解しつつ、子ど
もの孤立や自尊感情を傷つけることを防ぐための支援について、解説します。

特集2:子どものネット(スマホ)依存の危険

 「リア充」「イツメン」(本誌74頁)って知っていますか? 今の子どもた
ちは、ネットがなかった子ども時代の大人には想像がつかない世界で生きてい
ると気づきます。そこをまず知ることが、大人にとっては重要なのではないで
しょうか。
まず最初に、子どもたちがどのようにネットを使っているのか、竹内先生が
紹介します。コミュニケーション論が専門の橋元先生、そして社会学が専門の
土井先生は、なぜ子どもがネットにのめり込んでいくのかについて考えます。
そして「きずな依存」「つながり依存」という、今の子どもの心情を解説します。
最後は、医学の見地から、ネット依存についての解説です。世界でもまだ医
学的な研究が少ないなか、久里浜医療センターのネット依存治療研究部では、
ネット依存の診断ガイドラインを世界に先駆け取り組んでいます。この研究を
されている三原先生と樋口先生が、子どものネット依存の実態を紹介します。

*最新号のトップページ
//www.keio-up.co.jp/np/kyouiku.do

<1月号をプレゼントします>
「教育と医学」2015年1月号を3名の方に、
アンケートに回答くださった方の中から抽選でプレゼントします。
* アンケートご記入は以下からどうぞ。(1月20日締切です)
//www.keio-up.co.jp/kup/kyouiku/enq/

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★1.ちょっと覗いてみよう <立ち読みコーナー>

【今月の立ち読み】
●巻頭随筆 「思春期と発達障害」
遠矢浩一(九州大学大学院人間環境学研究院教授)
//www.keio-up.co.jp/kup/kyouiku/zuihitsu/z201501.html

●編集後記
黒木俊秀(九州大学大学院人間環境学研究院教授)
//www.keio-up.co.jp/kup/kyouiku/kouki/k201501.html

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★2.どこから読もうかな? <今月のポイント>

●特集1・思春期の発達障害とどう向き合うか

◆ 「思春期における『発達障害』との出会いと孤立」
田中真理(九州大学基幹教育院教授)
<主な見出し>「発達障害」との出会いと自分への問い/思春期に特徴的な
自己認識欲求の高まり/思春期に「発達障害」との出会いをもたらすものとは

◆ 「発達障害と不登校・ひきこもり」
近藤直司(大正大学人間学部臨床心理学科教授)
<主な見出し>子どもにとっての学校生活/自閉スペクトラム症と不登校の
メカニズム/特別支援教育の地域格差と不登校/ひきこもり親和性の高いケース
への支援について

◆ 「思春期における発達障がいとキャリア教育」
向後礼子(近畿大学教職教育部准教授)
<主な見出し>進路選択をめぐって/発達障がい者における就労準備の課題
とキャリア教育/キャリア教育・職業教育の留意点

◆ 「思春期・青年期の自閉スペクトラム症者の自己理解を支えるかかわり」
滝吉美知香(岩手大学教育学部准教授)
<主な見出し>他者から求められる「自己理解」/他者との共同作業の中で
育まれる自己理解/ASD者における自己理解の特徴/自己理解を支えるかか
わりとは

◆「集団心理療法心理劇から見た思春期発達障害児・者の心理特性」
池田顕吾(社会福祉法人玄洋会・やまと更生センター指導係長)
<主な見出し>思春期発達障害児・者の心理劇の実際――心理劇とは/事例
から/思春期発達障害児にとっての心理劇の意義

●特集2・子どものネット(スマホ)依存の危険

◆ 「スマホ時代の大人が知っておきたいこと――四つの事例から考える」
竹内和雄(兵庫県立大学環境人間学部准教授)
<主な見出し>典型事例1:A子(中3)の場合/典型事例2:B子(小6)
の場合/典型事例3:C子(高3)の場合/スマホ時代の大人として/
D男(高3)の場合/スマホの問題は心の問題

◆ 「調査から見た日本のネット依存の現状と特徴」
橋元良明(東京大学大学院情報学環教授)
<主な見出し>ネット依存とは何か/ネット依存の基準/日本のネット依存
の現状/ネット依存の種類/日本の特性――「きずな依存」/「ネット依存」
の今後

◆ 「わたしを見て、ぼくを見て!――流動化する友人関係、強まる承認願望」
土井隆義(筑波大学人文社会系教授)
<主な見出し>関係の不安とネット依存/関係の格差化とリスク化/友人の
反応という羅針盤/内閉化する関係性の病理

◆ 「医学から見たネット(スマホ)依存の危険性」
三原聡子(久里浜医療センター主任心理療法士)
樋口 進(久里浜医療センター ネット依存治療研究部門医師)
<主な見出し>わが国におけるネット依存の現状/ネット依存の定義/ネット
依存者の実態/ネット依存に伴う問題/今後の課題

 

*特集テーマに関連するバックナンバー
●10代から青年期の発達障害に関する特集
2010年10月号
特集1・「発達障害」の疑問に答える 3[教育・支援篇]Q&A
特集2・情動的知能(EI)とは何か
//www.keio-up.co.jp/np/inner/30688/

2012年6月号
特集1・成人後の発達障害を理解する
特集2・学校と塾の新しい関係
//www.keio-up.co.jp/np/inner/30708/

●インターネットや携帯電話に関する特集
2012年10月号
特集1・子どもの神経・精神疾患の薬を知ろう
特集2・変化するネット環境と子ども
//www.keio-up.co.jp/np/inner/30712/

 

★好評の連載!

◆田中康雄〈支援から共生への道U〉
第10回「希望を探し、共有する営み」

◆阿部 洋〈カレント・トピックス〉
「小中一貫教育の実施状況」

◆独立行政法人国立特別支援教育総合研究所<久里浜だより>第469回
「評価システムの充実による研究の質の向上」

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<次号予告>
「教育と医学」2015年2月号(1月27日発売)
特集1:社会的養護における「18歳の壁」
特集2:冬の感染症対策
//www.keio-up.co.jp/np/kyouiku/next.do

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■慶應義塾大学出版会からのご案内■

★新刊のご案内★

「慶應カレンダー2015」

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●カレンダーはこちら
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■次回のメルマガ「教育と医学」配信は、1月16日を予定しています。
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■編集後記
▼大学入試制度の改革案が12月22日に発表されました。センター試験を廃止し、
「大学入学希望者学力評価テスト」を年複数回実施するというものです。「公
平な評価」が今後、改革の的のひとつとなるようですが、そもそも「知識偏重
の1点刻みの選抜」は不公平なのでしょうか? 従来のセンター試験をなぜ廃
止するのでしょうか? こういった疑問に「教育と医学」2014年7月号の「特
集2:大学入試改革の動向と影響」でずばり答えています。
//www.keio-up.co.jp/np/inner/30733/
ぜひ、お読みください。(編集担当N)

▼今回の特集は「ネット(スマホ)依存」と聞いてドキッとしました。依存と
までは言いませんが、私もだいぶ時間をスマホに割いています。スマホはいま
はコミュニケーションや情報収集はもちろんのこと、娯楽、健康、家計管理と
広く接するため、それを忘れた日には「スマホがないから今日一日は成り立た
ない」と思ってしまうことがあります。この年末年始に少しスマホとの距離を
考えてみよう、と特集を見ながら思いました。(システム担当Y)


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【発行元】
慶應義塾大学出版会(株) 『教育と医学』編集部
E-mail:kyouikutoigakuと@keio-up.co.jp

(上記の「と」を削除して送信してください)
URL://www.keio-up.co.jp/
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月刊誌「教育と医学」は1953(昭和28)年に創刊され現在に続いておりますが、この雑誌の子ども(孫?)として、メールマガジン版の「教育と医学」が、2004年12月に誕生しました。月刊誌「教育と医学」との併読をお勧めします。
メルマガ「教育と医学」主な内容
  ★1.どこから読もうかな?<ポイントの1行>
最新号に掲載の論文から、編集部が選んだ各1行とポイントを紹介します。
★2.ちょっと覗いてみよう<立ち読みコーナー>
「巻頭随筆」「編集委員の目」「編集後記」などの立ち読みと、編集委員の紹介をします。
★3.次がまちどおしいぞ<次号予告>
次号の執筆者と各テーマをお知らせします。
★4.もっと知りたい! <今月の本棚>
最新号の執筆者の書籍や、特集テーマと関連する書籍を選び、紹介します。
 
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