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ディズニーランド化する社会で希望はいかに語りうるか

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四六判/上製/304頁
初版年月日:2014/07/30
ISBN:978-4-7664-2140-8
(4-7664-2140-X)
Cコード:C0036
定価 2,700円(本体 2,500円)
ディズニーランド化する社会で希望はいかに語りうるか
テクノロジーと身体の遊戯
書評 目次 著者略歴

いまや誰もが「ディズニーランド」の住人である
「それなりに愉しく幸福な絶望」の日常に絡めとられた私たちに、
いかなる「生」が可能なのか?
才気溢れる筆致で描く、希望のメディア論



夢と魔法の王国、ディズニーランド――。
 いまや巨大複合商業施設にかぎらず、イメージと消費とが深く絡みあうポストモダンな情報消費社会には、日常のあらゆる営みに、ディズニーランド的な非日常性が演出され、浸透し、繁茂している。
 ディズニーランドのアトラクションがもたらすものは利便でもなければ、生産でもなく、「愉しさ」である。アトラクションへの搭乗は、遊戯機械というテクノロジーに触れ、同期し、協調的に運動をしながら、特定の目的へ向かうことなく戯れ、そのプロセス自体において「愉しさ」が立ちあらわれるような経験である。このような運動を、本書では〈テクノロジーの遊戯〉とよぶ。
 多様な欲望を無際限に喚起し、解放感や高揚感をもたらす一方で、「ここではないどこか」や「ありえたかもしれない別の様態」といった外部を想像する力を奪ってゆくテクノロジーが、社会の隅々にまで浸潤するいま、わたしたちには、いかなる生の形式が可能なのか。
 才気溢れる筆致で描く、希望のメディア論。

書評

図書新聞 第3187号(2014年12月20日)「2014年下半期読書アンケート 」にて三浦哲哉氏(映画評論・研究)の今年の3冊に選出いただきました。
週刊読書人 第3057号 (2014年9月19日)(4面)に書評が掲載されました。評者は武田徹氏です。

目次

はじめに

第1章 ディズニーランド化する社会
 1−1 「だって、愉しいから」
     なぜディズニーランドへゆくのか / ビジネス書的ディズニー言説 / 人文社会科学系
     の知におけるディズニーランド
 1−2 シミュラークルの楽園――消費社会論と文化記号論
     シミュラークルの完璧なモデル / 消費社会のディズニーランド / 東京ディズニーラ
     ンド開園以降
 1−3 建築・都市のディズニーランド
     現代建築の「最高傑作」 ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

長谷川一(はせがわ はじめ)
1966年、名古屋市生まれ。千葉大学大学院中退後、書籍編集者として働く。東京大学大学院情報学環・学際情報学府博士課程満期退学。東京大学大学院情報学環助手を経て、現在、明治学院大学文学部芸術学科教授。専門はメディア論、メディア思想、文化社会学。博士(学際情報学)。
おもな著書に、『アトラクションの日常――踊る機械と身体』(河出書房新社、2009年)、『出版と知のメディア論』(みすず書房、2003年、日本出版学会賞奨励賞)、『本は、これから』(共著、岩波新書、2010年)などがある。

定価2,700円 (本体:2,500円)
在庫あり

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