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日本帝国勢力圏の東アジア都市経済

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A5判/上製/350頁
初版年月日:2013/10/31
ISBN:978-4-7664-2062-3
(4-7664-2062-4)
Cコード:C3033
定価 5,940円(本体 5,500円)

日本帝国勢力圏の東アジア都市経済
柳沢 遊 編著
木村 健二 編著
浅田 進史 編著
書評 目次 著者略歴

▼占領下における都市の発展と変容を描き出す

日本帝国の占領および日中戦争のなか、東アジアの諸都市はいかに発展を遂げたのか。日本資本の投下、工業化の目覚ましい発展、日本人と現地人の関係などを一次資料をもとに詳細に分析した意欲作。

書評

社会経済史学 Vol.81, No.1(2015年5月)「書評」に書評が掲載されました。評者は須永徳武氏です。
中国研究月報 第69巻第5号(2015年5月)「書評」に書評が掲載されました。評者は小池求(流通経済大学)氏です。
歴史と経済 第225号(2014年10月)に書評(67〜69頁)が掲載されました。評者は橋谷弘 氏(東京経済大学)です。

目次

 はしがき

序章 本書の目的と東アジア都市史研究の動向   柳沢遊・木村健二・浅田進史

 第1節 日本植民地都市史研究と東アジア都市史研究の交差
 第2節 「日本帝国勢力圏」都市史の視角
 第3節 比較軸と本書の構成


  第T部 戦間期の都市経済の諸相


第1章 永登浦工場地帯の形成と日系企業の集積   金明洙

 はじめに
 第1節 朝鮮工業化以前の永登浦工業と立地条件
  1 1910年代の永登浦工業
  2 1920年代の永登浦工業 ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

(執筆順)
【編著者】
柳沢遊(やなぎさわ あそぶ) 〔はしがき、序章、第5章〕
慶應義塾大学経済学部教授
1976年東京大学経済学部卒業、1978年同大学大学院経済学研究科修士課程修了、1982年 同大学大学院博士課程単位取得退学。1983年久留米大学商学部専任講師、1986年東京農工大学工学部(一般教育部)助教授、1994年慶應義塾大学経済学部助教授を経て、1998年より現職。専門は現代日本経済史、近現代日本社会史・日中経済関係史。
業績:『貝原収蔵日記――在華日本人実業家の社会史』(編著、柏書房、1993年)、『日本人の植民地経験――大連日本人商工業者の歴史』(青木書店、1999年)、「大連商工会議所から関東州経済会へ」柳沢遊・木村健二編著『戦時下アジアの日本経済団体』(日本経済評論社、2004年)、「変容する市場と特産物――大豆三品の流通・生産調査」松村高夫・柳沢遊・江田憲治編『満鉄の調査と研究』(青木書店、2008年)、「衣料品問屋の盛衰――東京の紳士服製造卸売業者を中心に」原朗編著『高度成長展開期の日本経済』(日本経済評論社、2012年)ほか。

木村健二(きむら けんじ) 〔序章、第6章〕
下関市立大学経済学部教授
早稲田大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。東京農工大学留学生センター教授を経て1999年より現職。専門は近代日朝経済関係史、近代日本移民史。
業績:『在朝日本人の社会史』(未來社、1989年)、「朝鮮における経済統制の進行と経済団体」柳沢遊・木村健二編著『戦時下アジアの日本経済団体』(日本経済評論社、2004年)、坂本愁一・木村健二著『近代植民地都市 釜山』(桜井書店、2007年)、「山口県の近代化と対外経済関係」『山口県史研究』第20号(2012年)ほか。

浅田進史(あさだ しんじ) 〔序章、第9章〕
駒澤大学経済学部准教授
1997年茨城大学人文学部卒業、1999年千葉大学大学院文学研究科修士課程修了、2007年千葉大学大学院社会文化科学研究科博士号取得。学術博士。2009年首都大学東京都市教養学部助教、2012年駒澤大学経済学部専任講師を経て、2013年より現職。専門はドイツ・東アジア関係史。
業績:『ドイツ統治下の青島――経済的自由主義と植民地社会秩序』(東京大学出版会、2011年)、『近代東北アジアの誕生――跨境史への試み』(共著、北海道大学出版会、2008年)、『日独関係史 1890−1945 T 創説/東アジアにおける邂逅』(共著、東京大学出版会、2008年)ほか。

【執筆者】
金明洙(きむ みょんす) 〔第1章、第3章訳〕
啓明大学校国際学大学日本学科助教授
1996年延世大学校経済学科卒業、2000年同大学校大学院経済学科碩士課程卒業、2010年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。2007年慶應義塾大学経済学部助教。2012年啓明大学校国際学大学日本学科専任講師を経て、同年9月より現職。専門は近代経済史。
業績:「日帝下朝鮮信託株式会社の設立と信託統制の完成」『韓国経済学報』第13巻1号(2006年、韓国語)、「植民地期における在朝日本人の企業経営――朝鮮勧農株式会社の経営変動と賀田家を中心に」『経営史学』第44巻3号(2009年、日本語)、「韓末日帝下日本人土木請負業者荒井初太郎の韓国進出と企業活動」『経営史学』第26巻3号(2011年、韓国語)、「1920年代漢城銀行の整理と朝鮮人CEO韓相龍の没落」『歴史問題研究』第27号(2012年、韓国語)、「大韓帝国期日本の金融掌握企図と日本第一銀行――1903年公立漢城銀行の成立と関連して」『日本文化研究』第47輯(2013年、韓国語)ほか。

平野隆(ひらの たかし) 〔第2章〕
慶應義塾大学商学部教授
1986年慶應義塾大学商学部卒業、1988年同大学大学院商学研究科修士課程修了、1992年同大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。1992年慶應義塾大学商学部助手、1996年同助教授を経て、2005年より現職。専門は産業史、経営史。
業績:『百貨店の文化史』(共著、世界思想社、1999年)、「戦前期における日本百貨店の植民地進出――京城(現ソウル)の事例を中心に」『法学研究』77巻1号(2004年)、「日本におけるチェーンストアの初期的発展と限界」『三田商学研究』50巻6号(2008年)、『慶應義塾史事典』(共編、慶應義塾大学出版会、2008年)、『近代日本と福澤諭吉』(共著、慶應義塾大学出版会、2013年)ほか。

梁晶弼(やん じょんぴる) 〔第3章〕
済州大学校人文大学史学科助教授
1995年延世大学校経済学科卒業、2001年同大学校大学院史学科碩士課程卒業、2012年同大学校大学院史学科博士課程卒業。文学博士。2005年国史編纂委員会編史研究士を経て、2013年より現職。専門は韓国近代経済史。
業績:「近現代開城商人の経済組織試論――3大商業制度と3大事業部門を中心に」『歴史問題研究』20号(2008年)、「1910−20年代開城商人の白蔘商品化と販売拡大活動」『醫史學』20巻1号(2011年)、「朝鮮前期開城商人の起源と発展」『學林』33号(2012年)ほか。

山本裕(やまもと ゆう) 〔第4章〕
香川大学経済学部准教授
1997年慶應義塾大学経済学部卒業、1999年同大学大学院経済学研究科修士課程修了、2005年同大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学。2003年慶應義塾大学経済学研究科・商学研究科連携21世紀COEプログラム研究員、2007年大連理工大学外国語学院外籍文教専家、2008年九州国際大学社会文化研究所客員研究員、2009年香川大学経済学部講師を経て、2010年より現職。専門は近現代日本経済史、日本植民地研究、満鉄史。
業績:「「満州」日系企業研究史」田中明編著『近代日中関係史再考』(日本経済評論社、2002年)、「「満州国」における鉱産物流通組織の再編過程――日満商事の設立経緯1932−1936年」『歴史と経済』第178号(2003年)、「「満州」の石炭業」原朗・山崎志郎編著『戦時日本の経済再編成』(日本経済評論社、2006年)、「満州」日本植民地研究会編『日本植民地研究の現状と課題』(アテネ社、2008年)、「事業化された調査――資源・鉱産物調査とオイルシェール事業」松村高夫・柳沢遊・江田憲治編著『満鉄の調査と研究――その「神話」と実像』(青木書店、2008年)ほか。

張暁紅(ちょう ぎょうこう) 〔第7章〕
大連理工大学管理経済学部専任講師
2000年中国大連外国語学院日本語学部卒業、2004年九州大学大学院経済学府修士課程修了、2007年同大学大学院博士課程修了。経済学博士。2007年九州大学経済学研究院助教を経て2008年より現職。専門は中国近代経済史、中国経済論。
業績:「1920年代の奉天市における中国人綿織物業」『歴史と経済』194号(2007年)、「「満州国」第一期経済建設期の関税政策と綿業」『日本植民地研究』19号(2007年)、『次貨危機与中国能源』(金融危機と中国エネルギー)知識産権出版社(中国北京)(2010年、中国語)、「両大戦間期奉天における綿糸布商とその活動」『経済学研究』第77巻第4号(2010年)、『中国近代東北地区綿紡績業与市場形態研究』吉林大学出版会(中国長春)(2013年、中国語)ほか。

張楓(ちょう ふう) 〔第8章〕
広島大学大学院社会科学研究科特任講師
2005年広島大学大学院社会科学研究科博士課程修了。経済学博士。2007年広島大学地域経済システム研究センター研究員、2009年日本学術振興会外国人特別研究員(東京大学経済学研究科)、2011年慶應義塾大学経済学部準訪問研究員を経て、2012年より現職。専門は日本経済史、アジア経済史。
業績:「太平洋戦争期における経済統制と木履工業の展開――産地の自発的生産活動を中心に」『社会経済史学』72巻1号(2006年)、『近代東アジア社会における外来と在来』(共著、清文堂、2011年)、『新聞産業の経営史的研究』(共著、東京大学社会科学研究所、2011年)、「高度成長期家具産業における熟練労働者の調達と養成――備後府中産地を事例に」『歴史と経済』214号(2011年)、「戦後高度成長期における家具産業の成長――備後府中高級婚礼家具産地に着目して」『経営史学』46巻4号)(2012年、2012年度経営史学会賞)ほか。

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