第5回 学力向上には何が必要なのか 望田研吾
第53巻2号 2005年2月
日本の子どもの学力低下が問題になっています。発端は、2004年12月に発表された二つの国際学力調査の結果でした。文部科学省も「ゆとり教育」の見直しを表明しましたが、国際学力調査の結果を専門の研究者はどう見るのでしょうか。比較教育学が専門の望田研吾先生に執筆いただきました。学校教育の見直しばかりではなく、「何のための勉強か」という根本的な問いに、大人が真剣に考えることを望田先生が提言をされています。
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執筆者紹介
望田研吾(もちだ けんご)
「教育と医学」の編集委員を務めて13年あまり。専門は文系ですが小さい頃からメカが大好きで、昔はクルマ、今はコンピュータに凝っています。ただ、最近のハード、ソフトの進歩のスピードには、置いていかれそうな気がしています。
 九州大学大学院人間環境学研究院教授、教育と医学の会理事。九州大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。教育学博士。専門は比較教育学。著書『現代イギリスの中等教育改革の研究』(九州大学出版会、1996年)、『現代教育学を学ぶ』(北樹出版、1996年)など。
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