▼中国で「本当に困った」77の事例! ▼簡潔で分かりやすい中国労務のQ&A解説!
中国で「本当に困った」労務問題77の事例を、簡潔で分かりやすいQ&A形式で解説。日系企業が実際によく直面する中国労務管理の相談事例を集約し、また中国各地域で異なる実務運用もフォロー。
中国における労務紛争はその事件受理数が非常に多いだけでなく、近年、会社の移転や中国事業の再編・撤退などに伴う整理解雇など…、集団労務紛争事件の増加や、労務紛争における法律関係の複雑化と多様化の傾向が見られる。
一方で、日系の中国現地法人は、専門スタッフの不足、中国現地の労働法律法規や労働関連実務への知識不足などから、数多くの人事労務問題を抱えているのも実状。
こうした日系現地法人が直面している様々な問題について、中国労働法務の第一線で多くの事例に対峙してきた筆者が、これまでの実務経験上、よく直面する労務紛争相談事例をQ&A形式で具体的かつ簡潔にまとめたのが本書。
中国労務問題の解決のためのヒント、知識が、分かりやすく、簡潔に、また具体的に満載されている1冊!

自由と正義 2018年12月号(Vol.69 No.12)(p.48)に書評が掲載されました。評者は野村高志氏(東京弁護士会会員)です。
労務事情 1363号(2018.6.1)「Bookshelf」(p.65)に書評が掲載されました。

はじめに 本書で引用する関連法律法規の略語・説明
第1章 労働契約の締結 Q 1 - 1 労働契約の種類 Q 1 - 2 固定期間労働契約における期間の設定と期間延長の可否 Q 1 - 3 書面による労働契約の締結の時期 Q 1 - 4 期間満了後に労働契約を更新していない場合 Q 1 - 5 無固定期間労働契約を締結していない場合 Q 1 - 6 書面により労働契約を締結していない場合における補充締結 Q 1 - 7 他人が代理で署 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
尹 秀鍾(イン・シュウジュン Yin Xiuzhong) 広東深秀律師事務所代表律師(代表弁護士)。 慶應義塾大学大学院法学研究科民事法学専攻後期博士課程修了、博士(法学)。西村あさひ法律事務所中国律師、慶應義塾大学法学部非常勤講師など、日本及び中国の大手法律事務所本部の執務経験を経て、2014年から深圳で開業、華南地域の日系企業を中心に法務サービスを提供。
広東深秀律師事務所(http://www.shenxiulawfirm.com/ 広東省深圳市福田区深南中路2010号東風大厦905-906室)。主に渉外民商事法務サービスを提供する法律事務所。中国語・日本語・英語など多言語に通じ、在中日系企業並びに日本などの国や地域に投資する中国企業に対しリーガル・サービスを提供。主な業務領域は、外国企業の対中国投資、M&A、労働法務、事業の再編と撤退、民商事訴訟及び仲裁、その他中国企業の対外国投資など。
[主要著作] 『中国ビジネスのための法律入門』(共著、中央経済社、2012年)、山本爲三郎編『企業法の法理』(共著、慶應義塾大学出版会、2012年)、「深圳国際仲裁院仲裁規則の改正―中国国際経済貿易仲裁委員会「分裂」後の渉外仲裁実務を踏まえて」(JCAジャーナル2017年3月号)、「中国における労働者派遣実務と新動向」(JCAジャーナル2016年2月号)、「中国における会社解散請求訴訟問題に関する考察―裁判例及び訴訟実務を踏まえて」(JCAジャーナル2015年8月号)ほか。
[華南地域で開催した主な講演] 「中国の商業賄賂規制とコンプライアンス体制構築のポイント」(香港)、「中国現地法人の労務リスク管理及びそのポイント」(深圳、恵州)、「中国での内販拡大に伴う法的リスク」(深圳、広州、珠海、東莞)、「華南における日系企業の再編・撤退に関する最新実務」(深圳、香港)、「中国での外国人就業許可にかかる最新政策と留意点」(深圳、香港、東莞、広州)ほか。
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