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世界史のなかの近世

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A5判/上製/272頁
初版年月日:2017/03/31
ISBN:978-4-7664-2409-6
(4-7664-2409-3)
Cコード:C3020
定価 4,860円(本体 4,500円)

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世界史のなかの近世
目次 著者略歴

▼近世概念の世界史的意義を問う。

歴史学者、文学研究者による地域と分野とを横断する画期的な共同研究の成果。
伝統の再解釈、大衆化と世俗化、移動の拡大と身分制の再構成などの重要な論点に迫る。

近世と呼ばれる時代に、近代とも中世とも異なる強固な独自性を見出す研究潮流が、世界各地に生まれている。本書は、日本、イギリス、フランスを研究対象とする歴史学・文学の研究者たちが、それぞれの研究対象における「近世的なもの」を追究し、共通する特徴を浮かび上がらせた、画期的な共同研究の成果である。伝統の再解釈による文化の活性化、文学の世俗化・大衆化、人々の移動の拡大や身分制の再構成による社会の変容など、近世を画する重要な論点に迫り、それらを世界史的文脈のなかに位置づける、意欲的な論考8本を収載。



紀伊國屋書店「Kinoppy」で電子版をご購入いただけます。


目次

序章 「近世」と「アーリー・モダン」   青木 敦
 一 用語法的な課題
 二 概念の誕生
 三 新たな世界史的近世論
 四 平行性の問題
 五 各章の意義

第一章 イギリス近代における中世観の変容   武内信一
――アーサー王伝説受容史を手掛かりとして――
 はじめに
 一 チョーサー受容史
 二 アーサー王伝説受容史
 三 一七、一八世紀と国教会問題
 四 一六、一七世紀とナショナル・アイデンティティー
 五 ブリテン起 ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

【編者】
青木 敦(あおき あつし)
青山学院大学文学部教授。中国宋代史。
東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。
主要業績に、『宋代民事法の世界』(慶應義塾大学出版会、2014年)、「「地狭人稠」と「地曠
人稀」――宋朝疆域の土地人口比率のイメージ」(渡辺節夫編『近代国家の形成とエスニシティ――比較史的研究』勁草書房、2014年)、「地方における法の蓄積とその法典化――五代〜宋の特別法をめぐって」(山本英史編『中国近世の規範と秩序』研文出版、2014年)、「ユーラシアの近世・中国の近世」(『歴史評論』763、2013年)、などがある。

【執筆者】(掲載順)
武内信一(たけうち しんいち)
青山学院大学文学部教授。英語文化史。
東京都立大学大学院人文科学研究科英文学専攻博士課程中退。教育学修士(ICU)。
主要業績に、『英語文化史を知るための15章』(研究社、2009年)、「イギリス・ルネサンス期の言語観」(佐藤紀子編『イギリス・ルネサンス期の言語と文化』英宝社、2010年)、キャロリー・エリクソン『中世びとの万華鏡』翻訳(新評論、2004年)、ルドー・ミリス『天使のような修道士たち』翻訳(新評論、2001年)、などがある。

狩野良規(かのう よしき)
青山学院大学国際政治経済学部教授。イギリス文学・演劇学・映像論。
東京外国語大学大学院外国語学研究科修士課程修了。
主要業績に、『ヨーロッパを知る50の映画』(正・続、図書刊行会、2014年)、『スクリーンの中に英国が見える』(図書刊行会、2005年)、『シェイクスピア・オン・スクリーン』(三修社、1996年)、「王権を支えた歴史解釈――テューダー朝の正統史観とシェイクスピア史劇」(渡辺節夫編『王の表象――文学と歴史・日本と西洋』(山川出版社、2008年)、などがある。

渡辺節夫(わたなべ せつお)
青山学院大学名誉教授。ヨーロッパ中世史。
東京大学大学院人文科学研究科(西洋史専攻)修士課程修了。パリ第一大学第三期博士課程修了、博士号取得。
主要業績に、『フランスの中世社会――王と貴族たちの軌跡』(吉川弘文館、2006年)、『フランスと中世政治権力構造の研究』(東京大学出版会、1992年)、『王の表象――文学と歴史・日本と西洋』(山川出版社、2008年)、A propos des actes d'évêques (éd. M. Parisse), P. U. Nancy, 1991(共著)などがある。

佐伯真一(さえき しんいち)
青山学院大学文学部教授。日本中世文学。
東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。
主要業績に、『平家物語遡源』(若草書房、1996年)、『戦場の精神史―武士道という幻影―』(日本放送出版協会、2004年)、『四部合戦状本平家物語全釈・巻六〜巻十』共著(和泉書院、2000-2012年)、『平家物語大事典』共編(東京書籍、2010年)、などがある。

大屋多詠子(おおや たえこ)
青山学院大学文学部准教授。日本近世文学。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。博士(文学)。
主要業績に、「馬琴と近松」(『読本研究新集』7、2015年)、「曲亭馬琴の「武国」意識と日本魂」(田中優子編『日本人は日本をどうみてきたか 江戸から見る自意識の変遷』(笠間書院、2015年)、「『南総里見八犬伝』の大鷲」(『鳥獣虫魚の文学史 日本古典の自然観2鳥の巻』三弥井書店、2011年)、「京伝・馬琴作品における辺境」(『アジア遊学』143、勉誠社出版、2011年)、などがある。

岩田みゆき(いわた みゆき)
青山学院大学文学部教授。日本近世史、幕末社会史。
お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了。博士(人文科学)。
主要業績に、『幕末の情報と社会変革』(吉川弘文館、2001年)、「第一編 近世」(『戸田村史通史編』沼津市教育委員会、2016年)、「江戸時代における文書行政の実態と特質―幕末期の在地社会を中心に―」(小名康之編『近世・近代における文書行政―その比較史的研究―』有志舎、2012年)、「幕末の対外情報と在地社会―「風説留から見る」―」(明治維新史学会編『講座明治維新』第1巻、有志舎、2010年)、などがある。

秋山伸子(あきやま のぶこ)
青山学院大学文学部教授。フランス文学。
京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。パリ第四大学文学博士。
主要業績に、『フランス演劇の誘惑』(岩波書店、2014年)、フランソワ・ビゼ『文楽の日本』翻訳(みすず書房、2016年)、『新日本古典文学大系明治編14巻 翻訳小説集―』共編・校注(岩波書店、2013年)、『モリエール全集』共同編集・翻訳(全10巻、臨川書店、2000-2003年)、などがある。

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