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エリアーデ=クリアーヌ往復書簡 1972−1986

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A5判/上製/264頁
初版年月日:2015/08/31
ISBN:978-4-7664-2247-4
(4-7664-2247-3)
Cコード:C3014
定価 6,050円(本体 5,500円)
エリアーデ=クリアーヌ往復書簡 1972−1986
目次 著者略歴

▼20世紀に新生した〈宗教学〉を代表する2人が1972年から86年にわたり交わした111通の往復書簡 。
▼ルーマニア人亡命者、宗教学者、小説家、師弟、そして友として、親しみ溢れる筆致で交わした魂の対話。

宗教学の世界的泰斗ミルチャ・エリアーデと異端の弟子ヨアン・クリアーヌが、1972年から1986年にわたり、母国語ルーマニア語で交わした111通の往復書簡。

エリアーデとクリアーヌは、共に祖国ルーマニアから亡命し、世界を舞台に活躍した宗教学者であり小説家であった。この往復書簡は、書簡を通じた2人の運命的な出会いにはじまり、次第に師弟関係が築かれ、クリアーヌがエリアーデの助言と援助を得て、大成していく軌跡、さらには師を超えゆこうとする師弟間の物語が現われている。

この書簡集はまた、知られざるエリアーデのルーマニア人亡命者としてのアイデンティティと、宗教学者、小説家、そして人として、弟子であり友であったクリアーヌから受けた多大なる影響をも物語っている。

20世紀に新生し、興隆した宗教学は、現代に何を問いうるのか ――。2人の異能なる宗教学者の対話から、新たな宗教学の可能性を問う一冊。




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目次

序文(マテイ・カリネスク)
編者覚書

往復書簡 1972年8月4日―1986年1月14日

 訳者あとがき
 エリアーデ = クリアーヌ略年譜
 エリアーデ = クリアーヌ著作一覧
 人名索引

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

【著者】
ミルチャ・エリアーデ(Mircea Eliade,1907−1986)
1907年、ルーマニア、ブカレストに生まれる。1928年より3年間、インドに滞在し、ヨーガやタントラを学ぶ。帰国後は、ブカレスト大学で形而上学史などを教える一方で、小説『マイトレイ』を発表し、小説家としても高い評価を得る。第二次世界大戦中は、ロンドン、次いでリスボンでルーマニア公使館の文化担当官として勤務した。第二次世界大戦終結後はフランスに亡命。『宗教学概論』や『永遠回帰の神話』を発表することで、宗教学者として活躍した。1957年よりシカゴ大学に招聘され、翌年、宗教学教授に就任。1986年にシカゴで没。

ヨアン・ペトル・クリアーヌ(Ioan Petru Culianu,1950−1991)
1950年、ルーマニアのヤシに生まれる。ブカレスト大学卒業後、1972年にチャウシェスク独裁政権下の祖国を去って、イタリアに亡命し、ミラノのカトリック聖心大学でグノーシス主義についての研究により最初の博士号を取得。1976年からオランダのフローニンゲン大学で教えたのち、1988年からはエリアーデの跡を襲ってシカゴ大学神学部の教授となるが、1991年5月21日、シカゴ大学の校舎内で何者かによって暗殺された。代表的な著作として、『ルネサンスのエロスと魔術 1484年』や『脱魂の経験』、『グノーシスの樹』など。

【編者】
ダン・ペトレスク(Dan Petrescu,1949−)
ルーマニアの文筆家、翻訳者、編集者、出版者。ブカレスト生まれ。ヤシ大学卒業。ヤシ大学在学中から、クリアーヌの実姉テレザ・クリアーヌなどとともに学生誌の編集に携わる。1989年の政権転換に際しては、ハンガーストライキを行い、自宅軟禁状態となる。革命後は、ルーマニアのNGO「社会対話のためのグループGDS(Grupul pentru Dialog Social)」の主要メンバーとなり、出版社のネミラ社において積極的に編集・出版活動を行なっている。

テレザ・クリアーヌ=ペトレスク(Tereza Culianu-Petrescu)
ヨアン・ペトル・クリアーヌの二人の姉弟の実姉。ヤシ大学卒業。ヨアン・クリアーヌの死後、彼の学術論文や文学作品などの編集・出版活動を積極的に行なっている。

【訳者】
佐々木 啓(ささき けい)
1959年、東京都生まれ。1985年、北海道大学大学院文学研究科博士後期課程哲学専攻(宗教学専修)退学。現在、北海道大学大学院文学研究科教授(宗教学インド哲学講座)。著書に、『新渡戸稲造に学ぶ』(編著、北海道大学出版会、2015年)、『聖と俗の交錯』(分担執筆、北海道大学図書刊行会、1993年)など。訳書に、ポール・リクール『聖書解釈学』(共訳、ヨルダン社、1995年)、マーティン・ジェイ『力の場』(共訳、法政大学出版局、1996年)など。

奥山 史亮(おくやま ふみあき)
1980年、山形県生まれ。2011年、北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(DC2)、北海道大学大学院文学研究科専門研究員を経て、現在、日本学術振興会特別研究員(PD)。著書に、『エリアーデの思想と亡命 ―― クリアーヌとの関係において』(北海道大学出版会、2012年)、訳書に、ミルチャ・エリアーデ『アルカイック宗教論集 ―― ルーマニア・オーストラリア・南アフリカ』(奥山倫明監修、国書刊行会、2013年)など。

定価6,050円 (本体:5,500円)
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