▼2010年度より三重県私立鈴鹿高校にて実施し、各方面から高評価を得ている「論理コミュニケーション」の授業に基づいて制作された実践的教科書。
実際に「論理コミュニケーション」の授業を受けた生徒たち(鈴鹿高校テキスト編集委員会)が中心となり制作した問題・解説集の「実践編」、「論理コミュニケーション」の授業の基本ツールとなる「コラボユー」を慶應義塾大学SFC研究所のipaチームが企画・完成させるまでの流れを解説した「理論編」、「論理コミュニケーション」授業が鈴鹿高校に導入された経緯、1年間の実施状況、これからの展望を対談形式で紹介する「運用編」の三部構成からなる。
より高度な読解問題を加え、高校教育のみならず、大学入試対策や大学教育にも対応できる内容となった第2版が2015年4月に刊行されました。


はじめに〜高校生は論理的に書くことができる!〜 高校一年生習得後3ヶ月の解答例 本の構成について
T.実践編 第1章 論理的な文章の書き方 第2章 Stepごとに練習する 第3章 設計図に慣れる 第4章 文章を論理的に読む 第5章 文章を読んで意見を書いてみよう
U. 理論編 第1章 社会で必須とされる実践力≒論理コミュニケーション力の正体 1. はじめに 2. 論理コミュニケーション力を証明する道具の開発 3. 論理コミュニケーション力を育成す ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
梅嶋 真樹(うめじま・まさき) 慶應義塾大学大学院政策メディア研究科特任講師。プラットフォーム概念を用いた社会や企業の経営課題の解決や無線通信インフラの研究などを通してアジア各国の先端大学との連携を推進した研究を行う。2010年には論理コミュニケーション力の測定と育成サービスの社会提供を目的にcollaboyou.LLPを設立して組合員(http://www.collaboyou.com/)に就任。2009年には地域通信会社オープンワイヤレスプラットフォーム合同会社代表社員、2008年にはアジアの先端大学の研究成果の事業化を目的に設立されたSOI Asia Business Platform LLP 代表執行役に就任して大学の研究と事業開発の融合を推進する。経済産業省社会人基礎力に関する研究会委員など公的役職多数。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士。
山中 保一(やまなか・やすかず) 学校法人亨栄学園 常務理事、鈴鹿中学校・鈴鹿高等学校 校長。日本山岳会会員。鈴鹿高校「論理コミュニケーション教育研究センター」センター長。生徒一人ひとりの個性を尊重し、「潜在的な能力を伸ばす」ために絶対評価の教育を目指し、教育改革を実施している。また、元文科相登山研究所の講師として、世界の山を登り、登山に関する技術書やガイド本などの著書も出版している。
仁藤 亜里(にとう・あり) 鈴鹿高等学校教員。2006年、慶應義塾大学総合政策学部卒。在学中から「論理コミュニケーション力」に関するフィールド研究を行う。卒業後は出身地である大分県日田市にて「論理コミュニケーション力」を育成するための“私塾「平成咸宜園」”を設立し高校生の指導を実施してきた。2010年よりその実践の場を鈴鹿高校へと移し、現職。環境に適応するのではなく環境を創ることができる生徒の育成を目標に、教材や教育手法の研究を行っている。
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