第１部　9.11テロ事件と子どもたち
　　第１章　テロ事件と日本人学校
　　第２章　教育相談室に寄せられた相談の実際
　　第３章　ニューヨークの現地校の対応
第４章　日本におけるバックアップ体制
9.11テロ事件とＰＴＳＤ
　　第５章　ＰＴＳＤ調査結果から
　　第6章　ＰＴＳＤに係るカウンセリング活動
第３部　アメリカに暮らす日本の子どもたち　
　　第７章　日本人学校の子どもたちとテロ事件
　　第８章　９．11に思う
　　第９章　 ……

＜ニューヨーク教育相談室＞
1993年11月、ニューヨーク日本人教育審議会によって、「ニュー・ヨーク日本人学校グリニッチ校」のキャンパスにある教育文化交流センター内に設置された教育相談室。対象は主に、ニューヨーク周辺地域で暮らす幼児から高校生までの日本人、または日本語を話す子どもたちと保護者およびその関係者。日本とアメリカの最新事情に通じた教育・心理の専門家が、子どもの教育と発達に関する相談を受けつけている。年間の相談件数は3000件以上にのぼり、全米の在外教育施設における教育相談のリーダー的存在となっている。

＜執筆者＞
植山起佐子
目黒臨床心理士オフィス・心理臨床部門代表。臨床心理士

久保田須磨
元ニューヨーク教育相談室相談員。臨床心理士

栗原祐司
ニューヨーク国際交流ディレクター

斉藤卓弥
ニューヨーク教育相談室顧問医。米国精神科専門医

佐藤育子
元ニュー・ヨーク日本人学校グリニッチ校教諭

永井　晋
元ニュー・ヨーク日本人学校グリニッチ校教諭

バーンズ亀山静子
ニューヨーク教育相談室相談員。ＮＹ州公認スクールサイコロジスト

本田恵子
早稲田大学教育学部教育心理学専修助教授。臨床心理士

森　真佐子
ニューヨーク教育相談室相談員。臨床心理学博士