東アジア経済研究のフロンティア
社会経済的変化の分析
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中国・韓国を中心に、金融・企業経営・人口・情報・環境などの重要テーマを取り上げ、激動する東アジアの基層を社会・経済・政治的要因から解き明かした最新の研究。 歴史的経緯を踏まえつつ、両国の経済を政治・経済体制の移行期および経済のグローバル化という文脈の中に位置付け、多面的な分析を行う。 中国・韓国のみならず日本経済の今後を考えるうえでも重要な視点を提供してくれる。

第一部 中国体制改革と市場経済化 第1章 中国金融システム改革に関するヨーロッパ的視点 第2章 中国改革開放政策と「三つの代表」論 第3章 中国民営企業の発展とその社会経済的要因 第二部 韓国経済発展への企業家と銀行の寄与 第4章 韓国における経済発展と企業家精神 ――三星財閥・李秉浮フ事業報国理念―― 第5章 韓国財閥におけるコーポレート・ガバナンス改革 ――企業監視システムとしての主取引銀行制度―― ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
赤川 元章 慶應義塾大学商学部教授・博士(商学)。専門分野は国際銀行論、証券経済論。 主要業績:『ドイツ金融資本と世界市場』(慶應義塾大学出版会、1994年)、「チェコスロバキアにおけるバウチャー方式民営化の構造と問題点」『三田商学研究』47巻3号、2004年)。
唐木 圀和 慶應義塾大学商学部教授。専門分野は国際経済学。 主要業績:『現代アジアの統治と共生』(共編著、慶應義塾大学出版会、2002年)、「『調整期』における商業観と中国体制改革」(『三田商学研究』47巻3号、2004年)。
高久保 豊 日本大学商学部助教授
柳町 功 慶應義塾大学総合政策学部助教授
金 燦● 韓国住宅産業研究員責任研究員
任 大川 (財)国際金融情報センター研究員
小林 貴史 慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程
孟 若燕 慶應義塾大学商学部助教授
村上泰樹 監査法人トーマツ・公認会計士
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