浅利慶太の四季 著述集 1
演劇の回復のために 演劇論集
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劇団四季創立45周年を記念して、演劇を革新し、感動を創りつづける演出家・浅利慶太の初めての著述集を発行。22歳の処女論文をはじめ、1954年から1998年まで、演劇の可能性を求めた演劇論のエッセンス。

T 1955―1956 演劇の回復のために−新劇を創った人々へ 新劇の混乱について ジャン・アヌイ論−詐術的手法について
U 1956―1961 新人の椅子(対談 遠藤愼吾、浅利慶太) 若い劇団の一方向−遠藤愼吾先生へ 新劇にふたたび古典的伝統を(対談 芥川比呂志、浅利慶太) ジャン・アヌイについて 詩劇ぎらい 『マクベス』における福田恆存氏の失敗 モスクワ芸術座は世界演劇の殿堂か 創作劇の流行 現代演劇の不毛 翻訳劇と創作劇(対談 根 ……
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浅利慶太(あさり けいた) 1933年、東京生まれ。慶應義塾大学仏文科在学中の’53年、日下武史、藤野節子、吉井澄雄らと劇団四季を結成。以来、西欧古典劇、現代劇、創作劇からミュージカル、オペラにいたる幅広い舞台作品の演出、制作活動を展開している。かたわら、ベルリン・ドイツ・オペラ、英国ロイヤルシェイクスピア劇団ほかの日本初公演、劇団四季海外公演のプロデュースなど国際的にも活躍。近年は、スカラ座、ザルツブルク音楽祭に招かれて演出し、欧米一流劇場でも評価を高めている。国内では『キャッツ』以降画期的なロングラン公演を定着させ、あいつぐ新劇場の開場、長野オリンピック開閉会式総合プロデューサーとあいまって、演出家の枠をこえた活動が注目されている。ドイツ連邦共和国功労勲章、文化庁芸術大賞、芸術選奨文部大臣賞、菊池寛賞、伊アッビアッティ賞、中国政府友諠賞ほか受賞多数。
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