Contents
目次
現代中国政治研究ハンドブック
A5判/並製/320頁
初版年月日:2015/07/30
ISBN:
978-4-7664-2209-2
 
(4-7664-2209-0)
Cコード:C3031
税込価格:3,456円
現代中国政治研究ハンドブック

目次

序文(高橋伸夫)

総論(高橋伸夫)
 はじめに ―― 日本の中国政治研究が置かれている状況について
 T 近年における日本の中国政治研究の諸傾向
 U われわれの認識装置をいかに組替えるか
 V 本書の狙い

第T部 政治体系の環境を形づくる要素

第1章 政治文化の役割(高橋伸夫)
 はじめに ―― 政治文化の概念
 T 政治文化へのアプローチ
  1 解釈学的アプローチと実証主義的アプローチ / 2 政治文化の概念をめぐる批判
 U これまでの研究 ―― 中国の政治文化の特徴をめぐって
  1 解釈学的研究の代表例 ―― L・パイとR・ソロモン / 2 日本人による解釈学的研究 /
  3 実証主義的研究の代表例 ―― A・ネイサンと閔g
 V 中国の政治文化の変化と持続
 ―― グローバリゼ―ションのなかで
 おわりに ―― 中国の政治文化研究の展望

第2章 中国政治に対する外部からの影響
―― グローバリゼーションと現代中国(江藤名保子)
 はじめに
 T アプローチ ―― 中国政治の主体性と受動性をめぐって
  1 二つの対立的なアプローチ / 2 戦後中国研究のパラダイム転換 /
  3 現状に対するアプローチと新しい課題
 U 現状と課題 ―― グローバリゼーションと中国の政治体系
  1 グローバリゼーションの理論的考察と中国 /
  2 中国の政治経済とグローバリゼーション /
  3 外部からの民主化圧力と中国の政治体系
 おわりに

第U部 権力機構

第3章 中国共産党と中国政治(小嶋華津子・加茂具樹)
 はじめに ―― 政治体系と中国共産党
 T 中国共産党への視座
 U 中国共産党の政治的機能に関する先行研究
 ―― イデオロギーと組織
  1 イデオロギー工作 / 2 組織工作
 V 巨大利権ネットワークと化した中国共産党とその将来
  1 非制度的側面の把握 / 2 共産党統治の強靱性を測る基準
 おわりに ―― 中国共産党研究の展望

第4章 人民解放軍の役割(毛利亜樹)
 はじめに
 T 研究へのアプローチ
  1 中国の軍事、安全保障研究の誕生 / 2 主要な分析枠組
 U これまでの研究
  1 軍事専門化と政治統制の葛藤 / 2 解放軍の政治行動 /
  3 改革開放時代の政治と軍事 / 4 天安門事件(1989年)
 V 現状と展望 ―― ポストケ小平時代の政軍関係
  1 制度による軍隊統制と軍の官僚化 / 2 軍隊の国家化? / 3 軍事と外交の調整
 おわりに

第V部 政治体系への「入力」に関わる要素

第5章 政治参加(中岡まり)
 はじめに ―― 「政治参加」とは何か?
 T 現代中国の政治参加へのアプローチ
 U これまでの研究
  1 1950〜60年代 ―― 全体主義モデルからの脱却 /
  2 1970〜80年代 ―― 「政治参加」の定義拡大から研究対象の拡大へ /
  3 1980年代以降 ―― 民主化を促進するのか
 V 研究の現状と課題
  1 米中における研究の相違 /
  2 研究の現状 ―― 民主化の可能性と権威主義体制の維持の間で
 おわりに ―― 研究の課題と展望
  1 研究の課題 / 2 中国の政治参加の展望

第6章 中国政治と「市民社会」(小嶋華津子)
 はじめに
 T 政治学における市民社会論の復活
 U 市民社会研究史 ―― 民主化の萌芽を求めて
  1 市場経済化と市民社会の発展 / 2 自律的市民社会による民主化への期待と挫折
 V 中国の現実に即した市民社会理解の試み
  1 「分析的市民社会論」と実態の量的把握 /
  2 規範的市民社会論からの脱却と多面的・多層的実態の質的把握
 おわりに ―― 日本からの発信:市民社会研究の展望

第W部 政治体系からの「出力」に関わる要素

第7章 政策決定と政策過程(加茂具樹)
 はじめに
 T 研究の射程
 U 研究の現状
  1 政策決定機構の研究 / 2 分断化された権威主義 / 3 「強靱性」という概念 /
  4 偽装された民主制度 / 5 二つの強靱性
 おわりに

第8章 中央・地方関係(磯部 靖)
 はじめに
 T 中央・地方関係へのアプローチ
  1 主要概念 / 2 アプローチ
 U これまでの研究
  1 毛沢東時代の中央・地方関係をめぐって /
  2 ケ小平時代の中央・地方関係をめぐって /
  3 ポストケ小平時代の中央・地方関係をめぐって /
  4 研究の現段階
 おわりに
 
第9章 国民統合(田島英一)
 はじめに ―― 本章の関心
 T これまでの研究
  1 原初主義的な試み ―― 中国国内の研究から /
  2 再構築される中国アイデンティティ ―― 天安門事件と冷戦崩壊後の議論 /
  3 大衆ナショナリズムの顕在化 ―― コソボ紛争と海南島事件後の議論 /
  4 少数民族問題 ―― 諸民族集団のエスノ・ナショナリズムと民族政策
 おわりに

第10章 社会の統制(金野 純)
 はじめに ―― 社会統制へのアプローチ
 T これまでの研究@ ―― 抑圧的統制
  1 毛沢東時代の社会統制論 ―― 中国社会主義モデルからのアプローチ /
  2 近代化理論から見た逸脱と統制 ―― J・リュウらの共同研究 /
  3 社会統制の組織分析 ―― X・グオ
 U これまでの研究A ―― 情報統制
  1 毛沢東時代のメディア統制 ―― 全体主義モデルからのアプローチ /
  2 メディア統制への相互作用論的アプローチ ―― S・シャーク /
  3 インターネット革命とオンライン・アクティビズム ―― G・ヤンの多元相関論 /
  4 「応対性のある権威主義体制」 ―― D・ストックマン
 おわりに ―― 研究の課題と展望

第X部 政治体系の変化

第11章 民主化の可能性(高橋伸夫)
 はじめに
 T 概念とアプローチ
  1 構造的アプローチ / 2 主意主義的アプローチ / 3 状況的アプローチ
 U 既存の研究
  1 「下からの」民主化のポテンシャルに関する兆候発見主義的文献群 /
  2 中国における権威主義体制の「強靱性」について論じた文献群
 V 民主化への展望はいかに開けるか
  1 不安定化しつつある均衡状態 / 2 均衡の崩壊と民主化の可能性
 おわりに

補遺 欧米の研究者による中国政治研究
―― 道具箱のなかのあらゆる道具を使用する?(メラニー・マニオン/上野正弥訳)
 はじめに
 T 利用可能な方法論的ツール
 U 実際に使用されている方法論的ツール
 V 2013年に発表された三つの優れた研究
 おわりに

人名索引・事項索引
ページトップへ
Copyright (C)2004-2019 Keio University Press Inc. All rights reserved.