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目次
プラトン 理想国の現在
四六判/上製/312頁
初版年月日:2012/07/31
ISBN:
978-4-7664-1948-1
 
(4-7664-1948-0)
Cコード:C0010
税込価格:3,080円
プラトン 理想国の現在

目次

序 「理想」を追う哲学――あるいは、現代のドン・キホーテ

第T部 現在の鏡としての『ポリテイア』
 第一章 『ポリテイア』の正義論
  一、プラトン正義論の特異性
  二、現代正義論の限界
  三、人間本性(フュシス)への問い
 第二章 理想国論批判の再考
  一、ポパーによる問題提起
  二、受容史からの考察
  三、理想国論の位置づけ
 第三章 「哲人王ホメイニー」

第U部 『ポリテイア』を読んだ日本の過去
 第四章 新しい日本語のプラトン
  一、大西祝の挑戦
  二、プラトンの翻訳登場
  三、哲学的対話の文体を求めて
 第五章 明治から大正へのプラトン
  一、近代日本の問題としての『ポリテイア』
  二、明治期の導入
  三、戦前の翻訳
  四、大正期の一般的関心
 第六章 戦前から戦後へのプラトン
  一、『ポリテイア』の「政治化」
  二、戦後の関心
 第七章 「理想国」への挑戦と挫折
  一、「理想」という哲学用語
  二、ユートピア思想のなかで
  三、近代日本の「理想」
  四、宗教の理念、良心の根源

第V部 私たちが語る未来の「ポリテイア」
 第八章 「ポリテイア」とは何か?
  一、著作標題再考
  二、「ポリテイア」の意味
  三、「内なるポリテイア」
  四、魂とポリスの類比
 第九章 「天上に掲げられたポリス」
  一、伝統的位置づけの問題性
  二、問題テクストの検討
 第十章 「理想」を書く/読むこと
  一、「理想」という哲学概念
  二、ユートピアの想像力と笑い
  三、理想を書く言葉

あとがき
初出ノート

参考文献
索引

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