序章　人民代表大会の機能改革の「ねらい」と「現実」
　第一節　問題の所在
　第二節　分析の視角
　第三節　本研究の構成

第一章　中国共産党と人民代表大会との間の領導・被領導関係
　第一節　領導・被領導関係を実現するための二つの方法
　第二節　「領導する意思」と「領導する能力」
　第三節　「領導する能力」の核心としての党・人代関係
　第四節　人代に対する領導を実現するための三つの手段

第二章　人民代表大会代表選挙に対する党の「働きかけ」
　　　　　　−第一〇期全国人民代表大会香港地区代表選挙を事例として
　はじめに
　第一節　選挙制度と選挙過程
　第二節　選挙戦の実態
　第三節　選挙制度の実態
　おわりに

第三章　中国政治における人民代表大会の存在の変化
　　　　　　−環境保護問題を事例として
　はじめに
　第一節　活発化する立法活動
　第二節　活発化する監督活動
　おわりに

第四章　「中華人民共和国立法法」の制定と立法活動に対する党の領導
　はじめに
　第一節　「立法法」制定までの過程と議論
　第二節　「立法法」制定の意義
　第三節　「立法法」制定と党
　おわりに

第五章　人民代表大会の監督機能改革をめぐる議論
　はじめに
　第一節　甚大監督機能改革の歩み
　第二節　監督機能改革にかんする議論
　第三節　党中央政治体制改革研討小組での議論
　第四節　人代・政府関係の問題
　おわりに

第六章　全国人民代表大会常務委員会の党組改革と党の領導
　はじめに
　第一節　第七期全人代常務委のなかの党組
　第二節　一三回党大会以降に実施された党組改革
　第三節　全人代常務委への領導強化の必要性
　おわりに

第七章　人民代表大会代表の活動と党の領導
　はじめに
　第一節　党の意思と党員人代代表
　第二節　党の意思への支持を求める手段
　第三節　人代代表の活動の特徴
　おわりに

結章　「党の人民代表大会」から「人民代表大会のなかの党」へ
　第一節　人代機能改革と党の領導
　第二節　人代代表の機構改革
　第三節　人民代表大会のなかの中国共産党