『神戸 闇市からの復興――占領下にせめぎあう都市空間』(村上 しほり 著)

『神戸 闇市からの復興――占領下にせめぎあう都市空間』

(村上 しほり 著)

 

■刊行記念トークイベントが開催されます!

■「神戸新聞」2018年12月13日「闇市から広がった三宮・元町 復興期の神戸描く本」で本書が紹介されました。 詳細はこちら

■「毎日新聞神戸支局」2018年12月12日「「日本一」の闇市、活写 法外な饅頭、三宮ジャンジャン市場…浮かぶ混乱期 神戸の研究者」で
本書が紹介されました。 詳細はこちら

■「毎日新聞」(2018年11月25日(12面))に書評が掲載されました。評者は松原隆一郎氏(放送大学教授、東京大学名誉教授)です。
  詳細はこちら

■書店フェアの様子を掲載しました!

■2018.11.05 本書の販売を開始しました。

 

刊行記念フェアのお知らせ

フェア

『神戸 闇市からの復興――占領下にせめぎあう都市空間』(村上 しほり 著)
のブックフェアを神戸の各書店で展開中です。


フェアタイトルは「戦後の都市を読み解く――神戸・闇市・占領」。

「近現代の神戸を生きる」 「全国各地の闇市とその後」「表象にみる“焼跡”と“闇市”をめぐるイメージ」「闇市を生き抜くさまざまな人々」 「GHQによる占領と都市空間」の テーマに分けて、必携の本を紹介いたします。

 

 

フェアの概要は、以下の通りです。

 

 神戸に限らず、地方都市の戦後や占領期は、研究対象になりにくい。首都東京と比して、実態や言説を検証するための史料が圧倒的に限られる ためである。

 そして、情報が公表される一つひとつの都市整備事業について論じることはできても、その裏側にあった人々の暮らしの激変は、記録に残らな いことがほとんどだ。

 闇市もその象徴的な一例である。GHQ占領期に繰り広げられる商業・経済活動への取締りやメディア検閲、そして土地や家屋の接収など、戦後 の都市に生きる人々にはさまざまな理不尽なことが襲いかかった。しかし、それを記録する間もなく環境は激変していく。

 現在、私たちが伝え聞く70 年以上前の出来事を、ここ神戸の戦後の都市形成に位置づける一助になればと願って、「近現代の神戸を生きる」 「全国各地の闇市とその後」「表象にみる“焼跡”と“闇市”をめぐるイメージ」「闇市を生き抜くさまざまな人々」「GHQによる占領と都市空間」の テーマに分けて、必携の本を紹介する。


<開催中の店舗>

●ジュンク堂書店三宮店(2018年12月末まで)

●ジュンク堂書店三宮駅前店(2019年1月中旬まで)

●神戸大学生協学生会館店(終了時期未定)

 

フェア開催店舗の情報は、随時こちらに掲載していきますので、ぜひご覧ください。

■フェアの様子■

●ジュンク堂書店三宮店のフェアの様子

 

●ジュンク堂書店三宮駅前店のフェアの様子

 

●神戸大学生協学生会館店のフェアの様子


  

 

刊行記念トークイベントのお知らせ

村上 しほり『神戸 闇市からの復興――占領下にせめぎあう都市空間』の刊行記念トークイベントを開催します。

 

 第二次世界大戦による空襲で神戸の都心部は焼け野原と化しました。戦後になって三宮に“闇市”が生まれたことは聞き伝えられますが、その実態は知られず、同時期のGHQによる“占領”の影響に至っては謎ばかりです。

 このたび刊行された、村上しほり『神戸 闇市からの復興ー占領下にせめぎあう都市空間』(慶應義塾大学出版会)は、占領下神戸の闇市を中心にした都心部の復興と人びとの暮らしや文化を、県下唯一の地方紙『神戸新聞』の悉皆調査や、GHQ将兵・日本人写真家の撮影した写真、地図・空中写真・聞き取りから読み解いた一冊です。

 戦後70余年を経て、戦災や占領や震災で大きく変わった神戸のまちとそこに生きる人びとの姿はいかなるものか? さまざまな貴重な写真やお話とともに、「占領下神戸のまちを読み解く」トークイベントを開催いたします。

          

開催日時等につきましては、以下の通りです。ぜひ、ご参加下さい。

日 時 2018 年12 月15 日(土)14:00 開演(13:45 開場)~16:00
会 場 デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)303 号室
〒651-0082 兵庫県神戸市中央区小野浜町 1-4(各線三宮駅よりフラワーロードを南に徒歩20 分)
会場についてはこちらからご覧下さい。 ※駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
参加方法 申込不要(先着順・定員80 名)
参加費 無料
主 催 慶應義塾大学出版会( 03–3451–6926)
●トークイベント終了後に『神戸 闇市からの復興』へのサイン会あり(当日の講演資料として若干部数あり)

 

フェア

KIITO ライブラリ(2F)にて開催中の展示

神戸スタディーズ#6「“KOBE”を語る GHQと神戸のまち」も合わせてご覧ください。

 

 

 

 

  

 

『神戸 闇市からの復興――占領下にせめぎあう都市空間』

『神戸 闇市からの復興――占領下にせめぎあう都市空間』(村上 しほり著)

本書は、戦災復興の原点となった闇市の発生から衰退までの軌跡を辿り、そこから新たな商業空間が根付き、また展開していく過程を描き出す。

戦災復興期はGHQ占領期(1945‐1952年)と重なる。瀬戸内海に面した陸海交通の要衝として栄えた神戸には、戦後も変わらず人・物の流れが集中した。 「何でも揃う」神戸の闇市を舞台に、民衆はGHQや地方自治体の政策と激しく衝突し、折衝を繰り返しながら、新たな組織を結成し、新興市場を築き、商店街を復興させていった。さらに、目を見張る速度で国際港都として復興に向かう姿と神戸で売られる物資の魅力は、戦後の観光復興の資源としても大いに注目を集めていく。

新聞の悉皆調査をはじめ、日米の公文書、豊富で多彩な図像資料、インタビュー調査といった多角的な資料分析にもとづき、これまで忘却されていた占領下神戸のせめぎあいを民衆の視点から生き生きと再現する!



■書籍詳細・ご購入はこちら

  

 

概要・仕様

判型 A5判/上製/388頁
初版年月日 2018/11/15
ISBN 978-4-7664-2566-6(4-7664-2566-9)
本体 4,200円

  

著者 村上 しほり(MURAKAMI Shihori)

村上 しほり

都市史・建築史。神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究員。
1987年生まれ、神戸育ち。2014年、神戸大学大学院人間発達環境学研究科人間表現専攻博士後期課程修了。博士(学術)。
2012–2014年、日本学術振興会特別研究員(DC2)、2014年より現職、2014–2016年、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター 震災資料専門員、2017年より(株)スペースビジョン研究所研究員。
著書に『盛り場はヤミ市から生まれた・増補版』(共著、青弓社、2016年)、『神戸スタディーズ #4 "KOBE" を解す』(デザインクリエイティブセンター神戸、2016年)、『神戸スタディーズ #6 "KOBE" を語る』(同前、2018年)ほか。2012年、本書の元となる修士論文「神戸市の戦災復興過程における都市環境の変容に関する研究」で日本建築学会優秀修士論文賞受賞。

  

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