Column
リレー連載 編集委員の目
第4回 災害ストレスと心のケア 黒木 俊秀
第53巻1号 2005年1月

新潟県中越地震で被災した方々、特に子どもへの心のケアの必要性が叫ばれていますが、具体的にどのようなケアが必要なのでしょうか。精神科医の黒木俊秀先生(現在、九州大学大学院医学研究院精神病態医学分野助教授)が、災害のストレスが心に及ぼす影響、そしてどんなケアが必要なのかについて、わかりやすく解説してくださいました。災害対策の予備知識としてもぜひ、知っておいてほしい情報です。

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執筆者紹介
黒木俊秀(くろき としひで)
教育と医学の会の一員となってもう4年になります。九州大学病院精神科で外来診療もしています。21世紀は脳と心の時代と呼ばれ、知覚や思考する際の脳の働きを直接観察することも可能になっています。けれども心の動きを知る科学的な方法はなく、それゆえ脳よりも、心の謎に惹かれています。
九州大学大学院医学研究院精神病態医学分野助教授。教育と医学の会編集委員。 九州大学医学部卒業。医学博士。専門は精神医学、神経薬理学。著書:『情動とストレスの神経科学』(共著、九州大学出版界、二〇〇二年)、 『語り・物語・精神療法』(共編著、日本評論社、二〇〇四年)など

* 『語り・物語・精神療法』について、黒木先生のコメントが、メールマガジン創刊号でご覧いただけます。
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