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目次
おまかせしない医療
四六判/並製/282頁
初版年月日:2005/10/25
ISBN:
978-4-7664-1197-3
 
(4-7664-1197-8)
Cコード:C0049
税込価格:1,980円
おまかせしない医療
自立した患者になるために

目次

はじめに
1章   患者本位の医療とは
1 おまかせしない自立した患者とは
2章  医療はサービス業の意味
1 医療はサービス業-表層的サービスと本質的サービス
(1)表層的サービスが一般に言うサービス
(2)本質的サービスは信頼関係により成り立つ
2 医師、看護士に求められるサービス
3章 賢い医療のかかわり方
1 診療所の選び方
2 病院の選び方
3 専門医の選び方
4 治療法の選び方
5 情報収集のやり方
6 自分の病歴を持参すること
7 医療は100%を保証しない
8 治療法で聞いておくこと
9 「ついでに」と言わないこと
4章 患者と医師のコミュニケーション
1 なにげない医師のひと言が患者を傷つける
2 グレイゾーンの言ことばが患者を傷つける(隈部)
(1)医師のことば:「退院させてください、と言えばすぐに退院させてあげますよ」
(2)医師のことば:「私は手術の日程など決められません」
(3)医師のことば:「痛かったら、言ってください」
(4)医師のことば:「どうしてこんなになるまで、放っておいたんだ」
(5)医師のことば:「耳なんて誰だって鳴るんだよ。先生だって鳴るんだから」
(6)医師のことば:「どうですか?」
5章 患者の満足度とは
1 患者の満足度
2 世論調査の結果を考える
6章 医療情報として知っておきたいこと
1 医療機関の広告規制の緩和
2 医療に関する規制の将来像
3 安全重視の病院ランキング
4 情報をどう活かす
5 日本で使えない外国で「効く薬」
6 混合診療
7 カルテ開示
8 インフオーム・ドコンセント
9 セカンド・オピニオン
10 医師による説明の理解の仕方

7章 医療の質と医学教育
1 医療の質の評価
(1) 医療の質向上のためのアンケート調査
(2) 手術例数と医療の質と医療費

2 医学教育
(1) 卒前教育
(2) 研修医制度
(3) 専門医制度

8章 日本の医療費
1 日本の医療費は高いか
2 その他の医療費の知識
(1)調剤基本料
(2)特定療養費―初診時、病院は診療所より高い理由
(3)高額医療の自己負担限度額-戻ってくる医療費
(4)差額ベット
(5)高齢者が利用できる施設と病院
註「要介護認定」

9章 救急医療
1 心停止患者に対する体制
2 小児救急体制
3 救急医療のかかり方

10章 安全な医療のために
1 厚生労働省の取り組み
2 医師、看護師の数は足りているのか
3 医療事故にあわないために
4 医師の生活の質(QOL)はどうなっているか

11章 病院を変える新しい試み
1 受付サービスの改善
(1)コンシェルジェの配置
(2)患者の呼び出しにひと工夫
(3)患者様という呼び方について
(4)待ち時間の表示
2 大病院の総合診療科
3 患者相談室-医師と患者の仲介者
12章 患者の立場から
1 患者ウォッチング(隈部)
(1)待合室の風景 その1/その2/その3/その4
2 待ち時間の矛盾に対処する(隈部)
3 診療予約のキャンセル(隈部)
4 診療の予約:変更と再予約(隈部)

13章 今後の医療と問題点
1 厚生労働省の考える今後の医療
2 望ましい医療費抑制の方法
3 患者中心の医療の今後
(1)治療法は自分で選ぶ
(2)一貫性のある入院体制
(3)医療事故防止システムの整備
(4)日帰り手術
(5)院内図書室の整備
(6)電子カルテ
(7)個人情報保護法
14章 賢い患者になるために

1 おまかせしない自立した患者になるために(隈部)-患者の立場から―
(1) 医師と患者は対立関係にはありません
(2) 患者が病院に来なくなる理由
(3) わがままな患者:治らないのはあなたの責任です
(4) 健康なときと病気のとき:こんなに違う医療の見方
(5) 医療とは「自分だけは助かりたい」という特殊な需要に応えるもの
(6) 患者になりうる医師と、医師になりえない患者
(7) 自立した患者、おまかせ患者
2 おまかせしない自立した患者になるために―医師の立場から―
 参考文献
付録:医療に関するウェブサイト
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