Contents
目次
正論自由(第七巻)
B6判/上製/428頁
初版年月日:1990/01/10
ISBN:
978-4-7664-0439-5
 
(4-7664-0439-4)
Cコード:C1031
税込価格:1,870円
正論自由(第七巻)
崩れゆく共産主義

目次

まえがき

第一章 ペレストロイカという衣の下の鎧
 体制の変革となるか
 ペレストロイカは理論的に失敗する
 ペレストロイカは経験的に失敗する
 グラスノスチについて
 デモクラツィザツィア(民主化)について
 世界を転換させたパーシングU
 そして通常兵器が残る
 ペレストロイカは欧米向け

第二章 INF全廃―虚虚実実の外交
 世界の危機を救った米国
 西と東の反核運動
 衆愚の典型―平和運動
 偽善の塊―反核署名
 衆愚に媚びぬ西側指導者
 ソ連外交団の引き揚げ
 下手な猿芝居
 SDI開発へのソ連の脅し
 米ソ首脳会談はじまる
 INF全廃協定成立以後

第三章 INF全廃以後の新しい世界の危機
 「核戦争三分前」といわれた
 なぜ“核戦争三分前”であったか
 新思考に沿わない軍事力
 ソ連の宣伝する軍縮の実態
 共産主義国再生の道

第四章 ソ連の民族運動
 はじめに
 ソ連の今日の民族問題
 ソ連の今日の民族運動
 結語―ソ連の将来

第五章 ゴルバチョフ=ペレストロイカの行方
 日本のマスコミの誤解
 さびだらけの国家体制
 ペレストロイカ―その具体的な意味
 「国家企業法」なるもの
 共産党統治下の自主労組とは
 ユーゴスラビアの実情
 ゴルバチョフの人気とり政策
 ペレストロイカと民族問題
 軍隊増強の実態
 北方領土問題について―質問に答えて

第六章 鳴りはじめた共産主義の弔鐘
 共産主義諸国の苦悩
 「連帯」が圧勝したポーランド
 複数政党制を目ざすハンガリー
 なにも期待できないチェコ
 唯我独尊の東ドイツ
 時代錯誤のルーマニア
 結語―ポーランドの民主化とソ連経済の窮乏

第七章 ソ連の「変化」を見る目
 ソ連の軍縮提案への懐疑
 歴史の教訓を忘れまい
 革命のためには嘘をいえ
 軍縮―実は軍の近代化
 ソ連の近未来

第八章 ラジオ日本放送からゴルバチョフ書記長へ
 1 ソ連軍削減は希望となるか
 2 ソ連軍五十万削減の判断は慎重に
 3 ソ連の二つの顔
 4 背に腹はかえられぬソ連
 5 「平和攻勢」への疑問
 6 ゴルバチョフ書記長の手のうち
 7 ソ連には慎重な対応を
 8 北京の虐殺を黙視した宇野内閣
 9 未来のない政府
 10 ゆらぐソ連の共産党支配

第九章 中国への疑問、そして大虐殺―発展する台湾と比較して―
 1 北京に問題はないか
 2 警察国家への加担
 3 方励之著『中国よ変われ』書評
 4 中ソ和解の最大の敗北国日本
 5 明白になった中国の問題点
 6 ケ小平氏とマルコス氏
 7 中国における武力行使を恐れる日共
 8 虐殺は隣国に限ることか
 9 虐殺は共産主義の本質
 10 天安門の大虐殺と共産主義の本質
 11 台湾の暴動は民主化の良薬
 12 躍進する台湾
 13 台湾・中国、拡がる経済格差

第十章 日本政治の「幻影」
 1 「赤旗」こそ異常だ
 2 目にあまる日共の天皇制批判
 3 天皇非難と共産主義革命
 4 世界が瞠目した大葬
 5 社会党の痴呆症的な対韓政策
 6 ニックネームに見る改造内閣
 7 自民に寒風、社・共に追い風?
 8 左翼がこれに代わらないか
 9 野党は未熟、与党後継者は不適格
 10 歴史に学ぶ、空想的理想主義の弊害
 11 そこに半歩の努力はある
 12 誰も信じない野党連合政権構想
 13 疑惑幹部退陣論
 14 高邁な理想を欠く宇野内閣
 15 一歩の前進
 16 反自民勢力に政権担当能力ありや
 17 民主主義殺す庶民の清潔感
 18 新聞のマッチ・ポンプ
 19 ソ連・東欧・中国の行き詰まりと日共の反応

第十一章 日本を亡ぼすもの―海上自衛官は救助した―
 自衛隊へのマスコミの憎悪
 身を捨てて仁をなす
 民衆の悪騒ぎの典型
 もの(物)に溺れる日本人
 日本人の精神の貧困

あとがき―嬉しくて狂気に―
ページトップへ
Copyright (C)2004-2024 Keio University Press Inc. All rights reserved.