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目次
ノーベル賞に二度も輝いた不思議な生物
四六判/並製/128頁
初版年月日:2018/10/12
ISBN:
978-4-7664-2538-3
 
(4-7664-2538-3)
Cコード:C3045
税込価格:1,980円
ノーベル賞に二度も輝いた不思議な生物
テトラヒメナの魅力

目次

はじめに

第1章 セレンディピティ満載の不思議な生物、テトラヒメナ
 1.1 テトラヒメナとは
 1.2 テトラヒメナは2つの核をもつ
 1.3 テトラヒメナには7つの性がある
 1.4 テトラヒメナの有性生殖はとても複雑である
 1.5 テトラヒメナの終止コドンUAAはグルタミンをコードする
 コラム1 二核性の進化は2段階で獲得された?

第2章 精子を動かすモータータンパク質
――ダイニンの発見――
 2.1 繊毛の構造
 2.2 ダイニンの発見
 2.3 ダイニンの存在部位
 2.4 アクチンの役割
 コラム2 繊毛運動は細胞質分裂に必要?

第3章 生物の寿命を決める染色体の末端構造
――テロメアの発見――
 3.1 染色体の構造
 3.2 テロメアの発見
 3.3 テロメアの役割
 3.4 テロメラーゼと細胞の寿命
 コラム3 繊毛虫の寿命とテロメア長

第4章 生命誕生の謎を解く触媒機能をもったRNA
――リボザイムの発見――
 4.1 スプライシングとプロセシング
 4.2 リボザイムの発見
 4.3 セルフ・スプライシング
 4.4 RNAワールドの提唱
 コラム4 リボザイムが「鶏卵論争」を解決!

第5章 ヒストンの驚くべき機能を担う酵素
――ヒストンアセチル基転移酵素の発見――
 5.1 遺伝子発現の謎
 5.2 ヒストンの役割
 5.3 ヒストンの翻訳後修飾
 5.4 遺伝子発現の調節のしくみ
 5.5 エピジェネティクスの発展
 コラム5 ヒストンのリベンジ!

第6章 遺伝子をスキャンするRNA
――scnRNAの発見――
 6.1 DNAの劇的な変化
 6.2 scnRNAモデルの提唱
 6.3 DNA再編成のしくみ
 コラム6 ヒトのscnRNA?

第7章 テトラヒメナの7つの性を司るDNA再編成の発見
 7.1 オリアス夫妻との出会い
 7.2 テトラヒメナの7つの性
 7.3 接合型に関与する遺伝子
 7.4 新たな課題

第8章 テトラヒメナの研究の歴史
――モデル生物への歩み――
 8.1 テトラヒメナ研究の先駆け
 8.2 無菌大量培養法の確立
 8.3 同調培養法の確立
 8.4 テトラヒメナの生物学への貢献
 8.5 モデル生物としてのテトラヒメナの利点
 8.6 これからのテトラヒメナ研究
 8.7 私が考える可能性

おわりに
参考文献
索 引
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