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目次
縄紋土器の系統学
B5判/上製/176頁
初版年月日:2016/04/25
ISBN:
978-4-7664-2325-9
 
(4-7664-2325-9)
Cコード:C3020
税込価格:7,700円
縄紋土器の系統学
型式編年研究の方法論的検討と実践

目次



第1章 土器型式編年研究に関する方法論的考察
 1 問題の所在
 2 研究の到達点と本書の視座
  (1) 研究の到達点
  (2) 本書の視座
 3 縄紋土器の系統分類
  (1) 系統分類
  (2) 文様帯系統論
 4 型式研究の意義
 5 本書の方法論
  (1) 系統的分析
  (2) 製作工程を含めた技法の分析

第2章 東北地方北部縄紋時代中期後半の土器型式編年研究史
 1 型式網における東北地方北部中期後半
  (1) 山内清男の東北地方北部中期後半型式研究
  (2) 角田文衛による榎林式の設定と江坂輝弥による「最花式」の設定
 2 最花貝塚遺跡の調査と「最花式」土器
  (1) 最花貝塚遺跡の発掘調査と「最花式」
  (2) 1964年調査の最花貝塚遺跡A地点出土土器の意義
 3 東北地方北部中期後半の土器型式編年研究の諸問題
  (1) 編年表における榎林式と「最花式」との変動
  (2) 榎林式と「最花式」との基準資料の確認と大まかな関係の把握
  (3) 「中の平V式」の設定と「最花式」
  (4) 現在の「最花式」
 4 結語

第3章 青森県最花貝塚遺跡出土土器標本の整備と報告
 1 最花貝塚遺跡出土土器標本提示の意義
  (1) 最花貝塚遺跡の地理・歴史的環境
  (2) 1964年の発掘調査の概要
 2 標本の保管状況と整理作業の方法
 3 A地点出土土器
 4 結語

第4章 縄紋土器の技法と型式 ―― 分類指標としての製作工程 ――
 1 最花貝塚遺跡A地点出土土器の製作工程を含めた技法・形態・装飾の分析
  (1) 最花貝塚遺跡A地点出土土器
  (2) 小結
 2 中の平遺跡出土第V群土器の製作工程を含めた技法・形態・装飾の分析
 3 最花貝塚遺跡A地点出土土器と中の平遺跡出土第V群土器との比較
 4 仮称最花A式と仮称中の平V式
 5 結語

第5章 縄紋土器の文様の構造と系統
 1 最花貝塚遺跡A地点出土土器の文様の構造的分析
 2 榎林式と他型式との文様構造の比較
 3 最花A式と他型式との文様構造の比較
  (1) 仮称最花A式と榎林式、大木9b式との関係
  (2) 榎林式と仮称最花A式とのあいだ
 4 縄紋時代中期後半の東北地方北部と中南部との型式間の関係
  (1) 最花A式
  (2) 最花A式と仮称中の平V式
 5 結語

第6章 東北地方北部中期後半の土器型式編年とその広範な比較・総合への見通し
 1 東北地方北部・中南部・関東地方の中期中葉〜後葉型式間の関係
 2 広範な比較・総合への見通し
 3 広域における土器型式編年研究の重要性



 引用・参考文献
 あとがき
 索引
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