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評伝レヴィナス
四六判/上製/442頁
初版年月日:2016/02/15
ISBN:
978-4-7664-2287-0
 
(4-7664-2287-2)
Cコード:C3010
税込価格:4,620円
評伝レヴィナス
生と痕跡

目次

旅立ち
はじめに
幼年時代


 I さまざまな場所

第1章 カウナス
 住まい / 初恋 / 騒乱と熱狂 / 伝統から現代へ / リトワック / サランテルの遺産

第2章 ストラスブール
 文学から哲学へ / 教授陣 / 目覚めをもたらした二人 / 痩せとずんぐりの二人組 /
 断層 / 脱出と和解
 もしもし

第3章 フライブルク・イム・ブライスガウ
 フランスへのフッサールの紹介者 / フランスでの一件 / 星と十字架 / ダヴォスでのハイ
 デガー / 笑いと涙

第4章 パリ
 登録手数料免除 / ライッサ / 世界イスラエリット連盟 / マリタンとローゼンツヴァイク

第5章 捕囚生活
 ライッサの手紙 / 捕虜収容所にて / 収容所の一日 / 抵抗 / 被収容者たちの共同
 体 / 深淵の光景 / あたかも啓示のように
 痕跡

第6章 東方イスラエリット師範学校の日々
 ある追悼の集い / 規則 / 家庭の父 / ボーイスカウトとタルムード / テレーズ夫人 /
 生徒と弟子

第7章 ラシー講義
 毎週恒例の典礼 / 「そして、これを語り聞かせなさい」 / 「我ここに」 / 「行きなさい」 /
 預言 / 石 / 講義に集う面々 / 愛着 / 雲 / 戒律 / 貧しき者 / 「言うために」 /
 節制 / 悪口 / 売春 / モーセ / 子孫

第8章 タルムード講話
 ユダヤ知識人会議 / 二三回の講話 / 革命とカフェ / 戦争
 ある出会い


 II さまざまな顔

第1章 水先案内人と流れ星 ―― ヴァールとシュシャーニ
 形而上学者兼詩人 / 哲学コレージュで / 博士論文から別離まで / ホームレスにして預
 言者 / 謎が残した痕跡

第2章 悪しき天才 ―― ハイデガー
 以前と以後 / 怒り / 矛盾の結び目 / 死という未来

第3章 分身にして裏面 ―― デリダ
 待ち合わせ / 印象深い振る舞いとやり取り / 隔たりと裂け目 / ボーフレ事件 / ブータ
 ンをめぐる逸話 / 差異と近さ
 「言ってみれば」

第4章 近さと遠さ ―― リクール
 聖書をめぐって / 教皇をめぐって / 善と名と忠実さ / ヨーロッパ

第5章 文書管理人と先駆者たち ―― ビュルグヒュラーヴと紹介者たち
 貨幣と大公 / 名声への階段 / キリスト教徒たち / ショーレムの眼差し / 願い

第6章 貴族と枢機卿 ―― カステッリとヨハネ=パウロ二世
 現象学的な枢機卿 / 結び付き / 言葉なき懇願
 ほのかな輝き

第7章 典礼と日常生活 ―― 娘シモーヌと孫ダヴィッド
 優しいがヘマな父親 / 家族の遺産 / 自由と責務

第8章 モンテーニュとラ・ボエシー ―― ネルソン博士
 隣人としての付き合いから献辞を捧げられる者へ / 家族付き合い / ハヴァ / 道路標識

第9章 ゴーゴリの鼻 ―― 息子ミカエル
 散らばった紙片 / 息子と父 / 世俗的なものの裂け目 / 引き裂かれた草稿
 紅茶

第10章 世間からの認知
 転機 / いくつかの矛盾 / 先祖たちと後裔 / 終わりなき読解

第11章 イェルサレムのレヴィナス
 本棚 / シオニズム / サブラー・シャティーラ / 古きものと新しきもの
 キプール


訳者解説
参考文献
原註
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