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目次
水資源の国際経済学
A5判/上製/336頁
初版年月日:2015/04/30
ISBN:
978-4-7664-2214-6
 
(4-7664-2214-7)
Cコード:C3333
税込価格:5,400円
水資源の国際経済学

目次

はじめに

第1章 地球の水循環と水資源の多様性
 1 はじめに
 2 地球の水循環
  2.1 大気中の水
  2.2 降水
  2.3 地表面付近の水
  2.4 地表面下の水
  2.5 貯蓄
 3 水資源の賦存量の多様性
  3.1 空間的分布の多様性
  3.2 時間的分布の多様性
  3.3 賦存量の多様性と水の可能性
 4 水資源の賦存形態の多様性
  4.1 ブルー・ウォーターとグリーン・ウォーター
  4.2 フロー型水資源とストック型水資源
  4.3 本書における水資源の賦存形態の分類

第2章 食料生産における多様性への対応
―― 人口増加と気候変動に伴う構造変化
 1 はじめに
 2 20世紀の食料生産と水資源
  2.1 緑の革命
  2.2 緑の革命の成果
  2.3 緑の革命と水資源
  2.4 アフリカにおける緑の革命
 3 水資源の地理的な需給不均衡の拡大
  3.1 人口増加と気候変動による水需給の変化
  3.2 耕作地の水平拡大と生態系の圧迫
  3.3 気候変動による水賦存量の変化
 4 グリーン・ウォーターへの依存の増大
  4.1 南アジアとアフリカの水資源の賦存形態の特色
  4.2 ブルー・ウォーターをめぐる制約
  4.3 不確実性への適応

第3章 食料貿易を通じた多様性への対応(1)
―― バーチャル・ウォーター貿易の理論
 1 はじめに
 2 バーチャル・ウォーターの概念
  2.1 バーチャル・ウォーターの定義
  2.2 本書での言葉の使い方
 3 バーチャル・ウォーター貿易の基本命題(1)
   ―― 2国のケース
  3.1 基本設定
  3.2 資源投入量と生産量の決定
  3.3 財価格の変化と資源賦存量の変化
  3.4 貿易パターンの決定
  3.5 バーチャル・ウォーターの配分
  3.6 完全特化
 4 バーチャル・ウォーター貿易の基本命題(2)
   ―― 3国以上のケース
  4.1 基本設定
  4.2 要素含有量の決定とバーチャル・ウォーターの基本命題

第4章 食料貿易を通じた多様性への対応(2)
―― バーチャル・ウォーター貿易の有効性
 1 はじめに
 2 バーチャル・ウォーター貿易と水希少性の関係についての先行研究の評価
 3 国際貿易に体化した環境負荷の各種推計手法
  3.1 消費ベース指標、生産ベース指標
  3.2 各種の推計手法
 4 多地域間産業連関モデルを用いたバーチャル・ウォーターの推計
  4.1 消費ベースと生産ベースの水利用量
  4.2 消費に体化したバーチャル・ウォーター貿易
  4.3 消費に体化した水利用の国外依存度
 5 バーチャル・ウォーター貿易と水希少性
  5.1 本章のアプローチ
  5.2 へクシャー・オリーン・ヴァネック・モデルによる検証
  5.3 バーチャル・ウォーター貿易による耕作地の水平拡大圧力の緩和
 6 南北格差とグローバルな環境制約

第5章 地域内連結利用と地域間連結利用
 1 はじめに
 2 地域内連結利用の機能
  2.1 表流水と地下水の相互作用
  2.2 地域内連結利用の機能
 3 地域内連結利用の理論(1) ―― 静学モデル
  3.1 基本設定
  3.2 揚水の意思決定
  3.3 安定化機能の評価
 4 地域内連結利用の理論(2) ―― 動学モデル
  4.1 基本設定
  4.2 2期目の揚水の意思決定と安定化機能の評価
  4.3 1期目の揚水の意思決定とストック保全機能の評価

第6章 地域間連結利用の理論(1) ―― フロー型×フロー型
 1 はじめに
 2 閉鎖経済均衡と開放経済均衡
  2.1 基本設定
  2.2 閉鎖経済均衡
  2.3 開放経済均衡
 3 安定化機能の評価
  3.1 システム全体の安定化機能
  3.2 国ごとの安定化機能
 4 フロー型×フロー型地域間連結利用のメカニズムと適応特化
  4.1 システム全体の安定化のメカニズム
  4.2 国ごとの安定化のメカニズム
  4.3 適応特化

第7章 地域間連結利用の理論(2) ―― ストック型×フロー型
 1 はじめに
 2 静学モデル
  2.1 基本設定
  2.2 不確実性がない場合
  2.3 不確実性がある場合
 3 動学モデル
  3.1 基本設定
  3.2 不確実性がない場合
  3.3 不確実性がある場合
  3.4 地域間連結利用の機能の評価
 4 ストック型×フロー型地域間連結利用のメカニズムと平準化
  4.1 システム全体の平準化のメカニズム
  4.2 平準化に伴う各国の状況

第8章 現実の制約下における地域間連結利用
 1 はじめに
 2 ここまでの結論
  2.1 食料生産と水資源をめぐる2つの構造変化
  2.2  バーチャル・ウォーター貿易による地理的な需給不均衡の解消
  2.3 地域間連結利用による水レジリエンスの確保と資源保全
 3 政策措置の全体像と連結利用協定
  3.1 政策措置の全体像
  3.2 連結利用協定と連結対象の選択
 4 主体間の情報伝達と調節
   ―― バーチャル・ウォーターの役割の再評価
  4.1 バーチャル・ウォーターの役割の再評価
  4.2 利用者間の水資源の配分制度
  4.3 水管理機関による水の配分とバーチャル・ウォーター取引制度
 5 可変性・冗長性の評価と補償スキーム
  5.1 適応特化における可変性の評価と補償
  5.2 ストック型×フロー型地域間連結利用における補償スキーム
 6 オープンアクセス問題
  6.1 オープンアクセス問題と地域間連結利用
  6.2 オープンアクセス問題の解消方法
 7 地域間連結利用の可能性
  7.1 多地域間連結利用とバーチャル・ベイスン
  7.2 ローカルな多様性とグローバルなレジリエンス
  7.3 関係性によるレジリエンス、関係性による適応

付録
 付録1 定理3.2の証明
 付録2 定理3.3の証明
 付録3 多地域間産業連関モデルを用いた国際貿易に体化した環境負荷の推計方法
 付録4 命題5.2の証明
 付録5 命題7.5の証明

参考文献
索引
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