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目次
組織不正の心理学
A5判/並製/210頁
初版年月日:2007/08/10
ISBN:
978-4-7664-1388-5
 
(4-7664-1388-1)
Cコード:C1012
税込価格:2,420円
組織不正の心理学

目次

序――組織倫理への心理学的アプローチ

理 論 編
第1章 組織倫理とコミュニケーション
 1 従来の倫理学・徳育の限界
 2 組織的不正・不祥事の発生構造
 3 倫理と自己決定
 4 視点変換とコミュニケーション
 5 個人の道徳の発達
 6 倫理と組織のコミュニケーション
 7 教育現場の事例――いじめのある〈閉じられた〉学級からの立ち直り
 8 自己参照から自己創出へ
 9 組織倫理とオートポイエーシス

ケーススタディ編
第2章 組織不祥事の心理――テレビ局の事例から
 1 はじめに
 2 「視聴率不正操作事件」とは何だったのか
 3 「発掘!あるある大辞典U」の捏造事件
 4 心理学的モデルの検討

第3章 危機管理とマスメディア対応
 1 はじめに
 2 「記者」という人種
 3 「記者」の人格形成
 4 「記者」とのつきあい方
 5 マスメディアへの広報の方法論
 6 優れた広報担当者とは何か
 7 危機の際のマスメディア対応

第4章 医療現場のクライシス・コミュニケーション
 1 医療安全の現状
 2 医療への不信
 3 事故後の対応
 4 事故後の被害者とのコミュニケーション
 5 事故を認め謝罪すること
 6 組織の閉鎖性
 7 信頼できる組織づくりのために
 8 患者参加
 9 メディエーションの試み

教育方法論編
第5章 倫理意識向上のための心理教育プログラムの開発
 1 倫理教育プログラムと倫理意識尺度の開発の目的とその経緯
 2 コールバーグの道徳発達理論
 3 コールバーグの哲学的・倫理的基盤
 4 コールバーグ批判
 5 共感と誠実さとしての普遍性
 6 倫理意識尺度の基準
 7 倫理意識尺度の開発

第6章 倫理教育とオートポイエーシス
 1 オートポイエーシスの基本的な機構(メカニズム)
 2 システムのカップリング
 3 倫理教育プログラム
 4 倫理教育プログラムの効果――倫理意識尺度による検討
 5 倫理教育プログラム実施による認識の変容
 6 日々の新たな実践

あとがき
索 引
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