No.1308(2026年3月号)
特集
No.1308(2026年3月号)
特集

三田評論
2026年3月号表紙
特集「戦争犯罪にどう向き合うか」は、わが国ではさほど知られていない国際刑事裁判所(ICC)の活動の事績を中心に、国際刑事司法の理念と実践が議論されている。ロシアはウクライナの占領地域内から子供たちを「保護」と称して二万人以上連れ去っている。これを理由としてICCは2023年に、はじめて国家元首としてロシア大統領プーチンに対して逮捕状を発行した。またパレスチナ・ガザ地区におけるイスラエルの蛮行に対してネタニヤフ首相に逮捕状が出された。これらは即座に激烈な国際政治的反響を招いた。英独仏はプーチンへの逮捕状は支持したが、ネタニヤフについては逡巡し、どちらとも良好な関係を維持したいハンガリーはICCを脱退した。ロシアはICC裁判官らを指名手配した。顧みて国際刑事司法の発展は、第二次大戦の連合国の勝利から出発している。正義が複数ある国際社会で、力の裏付けなくして法の支配を作り出すのは難しい。
(赤木完爾)
世界の各地で国際法を蔑ろにする指導者による「戦争犯罪」に抵触するかのような行為が危惧されています。国際刑事法を守る砦となる国際刑事裁判所(ICC)の所長赤根智子さんを迎え、国際社会における「法の支配」を守るためにどのような働きかけが日本から、またアカデミズムからできるのかを問いかける特集です。
柳町 達さん
福岡ソフトバンクホークス外野手・塾員
インタビュアー:大久保秀昭(前慶應義塾大学体育会野球部監督)
昨シーズン、プロ野球日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスで大躍進を遂げた柳町達選手。2025年のパ・リーグ最高出塁率を獲得し、ベストナインにも選出されました。小久保裕之監督に「チームをけん引する存在」として期待される柳町選手に、2026シーズンへの意気込みとともに、慶應で培った自立して行動する「エンジョイ・ベースボール」の精神を語っていただきました。

母校を思う塾員と篤志家の皆様により、義塾の教育研究活動を財政支援する目的で設立された1世紀余の歴史を有する組織です。
会員の皆様にはご加入期間『三田評論』を贈呈いたします。
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