実 践 例
本書を授業で活用いただいている学校の取り組みを紹介していきます。
報告者:埼玉県立蕨高等学校 齋藤菊枝
◆はじめに □「ことばノート」配布・小学生は表紙に名前を書く。 ※南小版「ことばノート」…後掲資料参照 □表紙に名前を書き、書いてあることを読んで下さい。 □「めあて」を黒板に提示。 □今日のめあての確認
今日の1時間目と2時間目は「ことばについて考える時間」です。私たちは当たり前に、ふだんは何げなくことばを使っているけれども、ことばって何だろうということをみんなと一緒に考えたいと思います。この時間の約束事として、一人一人が考えること、みんなで協力して考えることを守って下さいね。
◆「こわい目の( )」
□黒板に提示。【表現】 □カッコの中に、単語を入れて意味の通る表現を作ってみましょう。 □「ことばノート」の「はじめに」のところにある空欄にメモしながら、考えてみましょう。 □指名。 □単語の選び方によって、3つの単語の関係(まとまり)が変わります。
20分〜25分
◆2.さまざまな言葉 1 同音異義語 または、4 複合語の語順
□「本(カラー版)」を配布 □本を読んで、興味をもったことや印象に残ったことを書きましょう。 □指名。できるだけ多くの生徒に発表してもらう。
12分
◆3.文の仕組み 5 あいまい文
□本を読んで、興味をもったことや印象に残ったことを書きましょう。 □指名。できるだけ多くの生徒に発表してもらう。
※時間があったら、「クイズ」に挑戦。
◆「茶色い目の大きな犬を飼っている宇宙人」
□黒板に提示。【表現】 □何通りの意味が読み取れますか。プリントに絵を描いてみましょう。 □指名、絵を黒板に貼って、意味を確認する。 □1つの表現がいくつもの意味をもっていますね。
10分
◆「☆今日のまとめ」を書こう
□「ことばノート」の最後のページに書かせる。 □ 指名。できるだけ多くの生徒に発表してもらう。
3分
◆まとめ
□今日はみんなで協力して「ことばのふしぎ」について考えました。 □「ことばのふしぎ」というのは、「ことばのきまり」と言ったり、「ことばの学習」と言ったり している「ことばの性質」のことです。 □人間が使うことばは、日本語や英語、中国語、タイ語、スペイン語、アラビア語、日本手話など、 たくさんありますが、「ことばのまとまり」や「重なることば」というのは、日本語以外のことば も持っている性質です。 □みなさんはこれから外国語も学んでいくと思いますが、そのときには、今日勉強した 「ことばの性質」を思い出してほしいし、ことばに対する関心をもち続けてほしいと思います。 □「ことばノート」を集める。
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