ハイブラウ/ロウブラウ

アメリカにおける文化ヒエラルキーの出現

ローレンス・W・レヴィーン 著  著者略歴
常山菜穂子訳
   訳者略歴
定価:3,360円 四六判上製/384頁 
ISBN:4-7664-1159-5 C3036

慶應義塾大学出版会発行

ご購入はこちらから シェイクスピアは「高尚」なのか?
シェイクスピア作品やオペラ、映画、美術館、交響曲は、19世紀のアメリカ社会において、いかに受容されたのか。
<文化> を流動的な言説体系と定義し、価値の普遍という観念を根底から覆す、アメリカ歴史学界の泰斗による名著。
アメリカ文化研究に関する古典的名著『Highbrow/Lowbrow』(1988,Harvard Univ.Press)の本邦初訳。

日本語版への序文

かつては普通の人びともシェイクスピアやオペラ、そのほかこんにちでは「ハイブラウ」と分類されるような文化形態を享受していたのだと主張すると、しばしば聴衆が不快感を抱き、時には敵意さえ抱いていることに気づいた・・・
訳者あとがき
果たしてハイブラウとローブラウの差は何か。ハイ・カルチャーとロー・カルチャーの序列はいつ、誰が、いかにして決めたのか。人気(ポピュラリティ)は文化価値の尺度となり得るか。ジャズはハイブラウか。ならばチャップリンは? 歌舞伎は? 宮崎アニメは?・・・
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