実 践 例
本書を授業で活用いただいている学校の取り組みを紹介していきます。
報告者:中高英語塾講師 岡田順子
可算名詞と不可算名詞の概念に気付かせる。
一個のメロン 一個のボタン 一個のトマト 一個のかばん
一個のメロン a melon 一個のボタン a button 一個のトマト a tomato 一個のかばん a bag
T:「この中でミキサーに入れてジュースになるのは?」と聞くと S:「メロンとトマト」と答えが却ってきます。
そこで、
melon juice tomato juice
とボードに書きます。
T:「そうそう、ミキサーにかけても同じもの、つまりjuice みたいなものは「a」がつきません。“一個の”と数えられないから、かぞえられない名詞といいます」と解説します。 T:「水は普通はミキサーにはかけないけれど、もしミキサーにかけたらどうなる?」と聞くと、 S:「やっぱり水のまま」と答えてくれます。 T:「じゃあ、水に a はつくかな」と聞くと S:「つかない」と答えてくれます。 T:「他にも、ミキサーにかけても同じになるものはあるよね。どんなものがある?」と聞くと、 S:「牛乳」 S:「コーラ」 S:「ウーロン茶」 S:「ミネラルウオーター」
などとでてきます。 そこで、melon juice 、tomato juice の下に これらの単語を調べさせて書かせます。
ボードは、こんな感じになります。
つぎのうち、かぞえられるものには[a]をつけて、かぞえられないものは 何もつけずに英語になおしてみよう。
1.油 2.ボール 3.机 4.日本茶 5.花瓶
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