実 践 例
本書を授業で活用いただいている学校の取り組みを紹介していきます。
報告者:中高英語塾講師 岡田順子
漢字の熟語の仕組みを利用して「SVO」の語順、「形容詞+名詞」の語順を定着させる。
1グループ 洗車 2グループ 茶髪
飲酒、 冷水、 投球、 熱湯、 短文、 読書
S1「洗車は、 “車を洗う”ってひっくり返るんだよ。だから、飲酒と同じ」 S2「え、でも、“髪が茶色い”ってひっくり返るじゃん」 S1「ちがうよ。2グループのは、“茶色い髪”になるんだよ」
ここまでくると、グループ分けはそんなに難しくありません。 「冷たい水、だから、2グループ」 「球を投げる、だから、1グループ」 「熱いお湯だから2グループ」 「短い文だから、これも2グループ」 「書は本のことだから、書を読むで1グループ」 などと生徒が言うのをききながら、ボードにグループわけをかいていきます。
1グループ 洗車 飲酒、 投球、読書 2グループ 茶髪、 冷水、熱湯 短文
とグループ分けができてきます。 そこで、1グループについて「“洗車”は “車を洗う”でさかさまになるんだよね。 でも、漢字の順序でいうと “洗う車を” だよね。英語ってこの語順になるよね。」と解説し、「じゃあ、“洗う車を”は英語でなんていう?」と聞くと「洗うってなんていうんですか?」と聞く生徒がいるので「wash だよ。カタカナ語にもなっているじゃない」と答えると「wash car」と答えが返ってきます。 「そうそう。漢字の語順と同じだね」とさらにダメ押しをしておきます。そこでボードに
sake.
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