消えゆく手
株式会社と資本主義のダイナミクス
リチャード・N・ラングロワ著 谷口和弘訳
- 広く経済人に贈る、ラングロワ理論の入門書。
- 著者のリチャード・N・ラングロワ(Richard N. Langlois)は、企業と資本主義との関係について、企業の境界論、ケイパビリティ論などを展開し、世界的に影響を与え続けている経済学者。
- J. シュンペーター、A. チャンドラー、R. コースなどの業績をたどりつつ、企業家、株式会社、資本主義市場の関係を明らかにする本書は、ラングロワ理論の真髄「消えゆく手」仮説の本質を平易に解説しており、ケイパビリティ論のエッセンスとも言える。企業研究の最先端に触れることができ、研究者はもとより、広く経済人の関心に応える良書。
- 21世紀、市場は新たな能力と秩序を獲得する!
- 絶え間なく変化する企業境界の動態を捉えて株式会社と資本主義の共進化を論じ、2006年シュンペーター賞(国際シュンペーター学会)受賞に導いた問題作。シュンペーター、チャンドラーの魂がここに甦る。