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植物染色
A5変型判/並製/112頁
初版年月日:2004/12/20
ISBN:978-4-7664-1123-2
(4-7664-1123-4)
Cコード:C0072
定価 2,200円(本体 2,000円)
植物染色
書評 著者略歴

染色技法のバイブル。英国出身の世界的染色家エセル・メレ夫人(1872〜1952)の主著『Vegetable Dyes』を、日本の羊毛染織の第一人者が翻訳、紹介。
工業化社会における手仕事の復権を訴え実践したメレ夫人。柳宗悦、濱田庄司らの民藝運動にも深くかかわり、1921年にはバーナード・リーチと東京銀座で二人展をしている。夫人と日本との関わりを中心にした解説「メレ夫人とニッポン」(訳者によるメレ夫人紀行など)を収載する染織愛好家向けのブックレット。カラー口絵4頁。

書評

月刊 染色α で紹介されました。

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

著者
エセル・メレ(Ethel Mairet)
染織家。1872年にバーンスタプルで生まれる。バーンスタプル美術学校修了後、美術教師となるが、1899年王立アカデミーで教員免許を取得し、ロンドン等で家庭教師職につく。その後、結婚にともないセイロン島に赴き、セイロン刺繍などを調査、研究。帰国後の1912年エリザベス・ピーコックらの弟子を擁する染織工房を開設する。
デザインと織作業の分業を廃して、シンプルな織りと色彩を重んじた作品を作り出す。1938年「ロイヤル・デザイナー・フォー・インダスリー」の称号を授与される。著書『草木染』(1916年)、『今日の手織り』(1938年)、『手織りと教育』(1942年)ほか、ブライトン美術学校で教鞭をとる。1921年バーナード・リーチとともに訪れた濱田庄司に強い影響を与え、日本民藝運動と結ばれていく。1926年に来日、東京・銀座でリーチとの二人展を開催している。

訳・著者
寺村祐子(てらむらゆうこ)
女子美術大学名誉教授、国画会会員、地衣類研究会会員。東京渋谷に生まれる。女子美術大学芸術学部美術科(工芸)卒業後、染色工芸家柳悦孝氏に師事。その後、女子美術大学で後進の指導にあたるかたわら、国展などへ作品を発表し、染織作家として活躍する。地衣類など植物染料によるウール染織の第一人者として知られる。著書に『ウールの植物染色』(1984)、『続・ウールの植物染色』(1992)、『染める 紡ぐ 織る』(1987)、『植物染料で染める絞り染め』(共著・2004)ほか。

定価2,200円 (本体:2,000円)
在庫あり

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