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目次
格差と闘え
四六判/上製/400頁
初版年月日:2022/03/25
ISBN:
978-4-7664-2805-6
 
(4-7664-2805-6)
Cコード:C3033
税込価格:3,520円
格差と闘え
政府の役割を再検討する

目次

序章 格差拡大を逆転させる手段はある(オリヴィエ・ブランシャール&ダニ・ロドリック)

 第T部 状況の展望
第1章 先進国の格差をめぐる10の事実(ルカ・シャンセル)
第2章 状況についての議論(ピーター・ダイアモンド)

 第U部 倫理と哲学の元
第3章 経済理論に新たな哲学的基盤が求められる時代か?(ダニエル・アレン)
第4章 経済学者が対処すべきはどんな格差か?(フィリップ・ヴァン・パリース)
第5章 なぜ格差が問題なのか?(T・M・スキャンロン)

 第V部 政治の次元
第6章 資産格差と政治(ベン・アンセル)
第7章 格差への対処に必要な政治的条件(シェリ・バーマン)
第8章 アメリカで経済格差に取り組む際の政治的な障害(ノーラン・マッカーティ)

 第W部 人的資本の分配
第9章 現代のセーフティーネット(ジェシー・ロススタイン、ローレンス・F・カッツ、マイケル・スタインズ)
第10章 教育の未開拓の可能性(ターマン・シャンムガラトナム)
 
 第X部 貿易、アウトソーシング、海外投資に対する政策
第11章 なぜ「チャイナショック」は衝撃だったのか、政策にとって何を意味するのか (デヴィッド・オーター)
第12章 貿易、労働市場、チャイナショック――ドイツの経験から何が学べるか(クリスチャン・ダストマン)
第13章 格差との戦い――先進国の格差縮小政策を再考する(キャロライン・フロイント)

 第Y部 金融資本の(再)分配
第14章 (するべきなら)富裕層に増税する方法(N・グリゴリー・マンキュー)
第15章 資産税は格差との戦いに役立つか?(ローレンス・H・サマーズ)
第16章 資産に税を課すべきか?(エマニュエル・サエズ)

 第Z部 技術変化のスピードと方向性に影響を与える政策
第17章 (過度な)自動化を後戻りさせられるか、させるべきか(ダロン・アセモグル)
第18章 イノベーションと格差(フィリップ・アギオン)
第19章 技術変化、所得格差、優良な仕事(ローラ・ダンドレア・タイソン)

 第[部 労働市場についての政策、制度、社会規範
第20章 ジェンダー格差(マリアンヌ・ベルトラン)
第21章 所有権による格差の解消策(リチャード・B・フリーマン)

 第\部 労働市場ツール
第22章 万人への雇用保障(ウィリアム・ダリティ・ジュニア)
第23章 仕事を底上げする(デビット・T・エルウッド)
第24章 労働市場における効果的な政策手段を設計する際の法的執行力の重要性(ハイディ・シアホルツ)

 第]部 社会的セーフティネット
第25章 社会的セーフティネットの向上を基盤にミクロとマクロのレジリエンスを高める (ジェイソン・ファーマン)
第26章 子供のいる世帯向けの社会的セーフティネット――何が有効か、さらに効果を上げるにはどうするか?(ヒラリー・ホインズ)

 第Ⅺ部 累進税制
第27章 再分配政策を支援する税制についての考察(ヴォイチェフ・コプチュク)
第28章 私たちはなぜ再分配の増加を支持しないのか?――経済学的調査からの新しい説明(ステファニー・スタンチェヴァ)
第29章 資産税に効果はあるか?(ガブリエル・ズックマン)

『格差と闘え』解説(吉原直毅)
訳者あとがき
注と文献
索引
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