7 「アッパー・エンド」と「ロウアー・エンド」


「アッパー・エンド」


「ロウアー・エンド」
 地下鉄の駅から海岸のシティ・ポイントまで延びている大通りがブロードウェイ・ストリートで、そのほぼ中間地点で交わるドーチェスター・ストリートを境に、この半島は二つの社会に分けられている。ドーチェスター・ストリートより西の地区(「ロウアー・エンド」)は、いくぶん荒廃しており、たくさんのファースト・フードのチェーン店、オートショップ、酒場、そして「プロジェクト」がある。東の地区(「アッパー・エンド」)には、主にアイルランド系カトリックが住んでいる。アッパー・エンドの方が住宅街としての雰囲気が色濃く、ダブル・デッカーやトリプル・デッカー、一軒家、より年代の新しい煉瓦のアパートなどが散在している。
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