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富士山

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四六判/上製/376頁
初版年月日:2019/04/30
ISBN:978-4-7664-2542-0
(4-7664-2542-1)
Cコード:C3021
定価 4,950円(本体 4,500円)
富士山
信仰と表象の文化史
書評 目次 著者略歴

日本最高峰の霊山はなぜ、「信仰の対象と芸術の源泉」なのか。その山容に日本人は、そして外国人は何を見てきたのか。文献調査、フィールドワーク、インタビューからその多層的・複合的な姿を明らかにする。
▼「日本の肖像」としての富士山の歴史をひも解く。
▼時代によって大きく変貌する富士山のイメージについて、宗教・芸術文化・政治・商業など多様な面から明らかにする。

2013年、「信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録された富士山。そのイメージは時代によって大きく形を変えてきたが、一貫して日本のイコンであり続けてきた。本書では、日本最古の書物や和歌に描かれた富士山からはじまり、富士修験や富士講、浮世絵、第二次大戦中のプロパガンダ、戦後の切手やポピュラーソング、ロゴマークに至るまでの「富士山の表象」を丹念にひも解いていく。

書評

『山岳修験』 65号、日本山岳修験学会、2020年3月(p.75〜p.76)に書評が掲載されました。評者は荻野裕子氏(奈良教育大学非常勤講師)です。
中外日報 2019年8月30日「中外図書室」(5面)でご紹介いただきました。

目次

監訳者序文
謝辞
まえがき

第一部 富士山の自然と文化
 第一章 荒ぶる山
  富士山の成り立ち
  火の山から聖なる山へ
 第二章 美しき山
  詠まれた富士山
  描かれた富士山
 第三章 修行の山
  富士山の開山―役行者と末代上人
  富士山における修験道の展開

第二部 信仰の対象としての富士山
 第四章 富士講の開祖
  角行―富士山からの再生
  御身抜―救済の曼荼羅
 第五章 富士講の中興
  身禄―油売りから救済者へ
  身禄入定―死 ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

【著者】
H. バイロン・エアハート(H. Byron Earhart)
ウェスタンミシガン大学名誉教授。1935年生まれ。コロンビア大、東北大に学び、シカゴ大学大学院にて宗教史博士号取得。専門は比較宗教・日本宗教。著書にJapanese Religion: Unity and Diversity(Wadsworth, 1982)、『日本宗教の世界 : 一つの聖なる道』(朱鷺書房、1994年)、『羽黒修験道』(弘文堂、1985年)ほか多数。

【監訳者】
宮家 準(みやけ・ひとし)
慶應義塾大学名誉教授。日本山岳修験学会名誉会長。

【訳者】
井上卓哉(いのうえ・たくや)
富士市役所文化振興課学芸員。

定価4,950円 (本体:4,500円)
在庫あり

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